このページの内容をまとめると
2018年は大仏殿だけ行けた
東大寺は17時にしめちゃう。16時半じゃないだけありがたいレベルでして。2018年は大仏殿に行けただけでした。
せっかくなんだもの。25年以上ぶりに、大仏を見ようかと。
南大門の金剛力士像に痺れる
その前に、手前の南大門。
相変わらず、この二体の金剛力士像は大きいなあ。なお、この運慶快慶の作った仁王像は、もちろん鎌倉時代のものですし、この南大門も鎌倉時代。国宝です。無料で見られる国宝です。(マジで)
さて、中門をくぐって大仏殿の前へ。
八角燈籠
その前にもう一つ国宝。
東大寺八角燈籠です。大仏殿は江戸時代の再建ですし、大仏本体だって天平時代の部分はわずかに残るだけです。南大門だって、鎌倉時代のものです。しかし!この灯籠は違う。もちろん何度も修理をされているのだけど、聖武上皇・光明皇太后・孝謙天皇列席の大仏開眼の頃からこの灯籠はここにあった。平重衡の南都焼討でも焼失しなかったんだもの。
つつーっとそのまま大仏殿に行くんじゃなくて、灯篭も見ておくれ。
大仏殿
さて一時期、世界最大の木造建築だった大仏殿。江戸時代のものです。現代ならば、「木造」でこれより大きくて高いものはありましょう。また、天平時代のものはこれよりも大きかったらしいので、東国・西国から租税を運んで来た人たちは(この大仏殿を見る余裕があったならば、)さぞぶったまげたことでしょう。
人を見てくれよ。本当に小さいでしょう。
この入り口のところを見ると、江戸時代っぽいなって思う。
ほら、例えば、二条城の二の丸御殿。
何を言いたいのかというと、入り口の前にあるグネッとした部分。唐破風というのですが、今回京都・奈良とまわって、江戸建築以降のものって門まで含めて唐破風が目立つような気がしたなーって。
さて中に入ります。
本当に!何度見ても大きい。なお、大仏殿の中は撮影可能です。(三脚不可)
どうせ届かないもの、フラッシュの光なんて!みたいなところはある。
すでに16:30で、ろうそくを灯せる時間ではなかったのが残念。
なお、この大仏殿、まるで二階建てのように見えますよね?でも大仏殿の中に入ると、二階建てではない。
これは「裳階(もこし)」といって、飾りです。本来の建物としては、上の部分から下に柱が降りていて、これが屋根を支えている。その横に張り出したところに裳階を支える部分があるというわけ。
17時になるからでていけと放送されるようになって泣く泣く外に出るのだけど、すでに夕暮れ。
東大寺は見所は大仏殿だけではないんですけれども、もう日が暮れるから。それで残念ながら回れませんでした。
拝観料(大仏殿のみ):600円
御朱印:300円
2019年は二月堂から正倉院、東大寺ミュージアムに
2019年もマカオから関空に帰国して、翌日に奈良まで行って正倉院展。時間の関係上行ける(大きな神社仏閣は)ひとつだけだろうと。というわけで、昨年は大仏殿しか行けなかった東大寺にしました。
南大門を通って。今回、並んで大仏殿まで行ける自信がない。帰りに時間があればいきましょう。
大仏殿の前の鏡池のところから二月堂に上がります。
発掘調査中の方々もおられたり。何かが出たっぽく、撮影しておられた。
姉さんの苦手な石段がいくつかありまして、それなりに息が切れた。
東大寺鐘堂もここにあります。
でかかった!
まずは三月堂・四月堂
まずは、三月堂(法華堂)と四月堂(三昧堂)。
ちっちゃな、四月堂(三昧堂)でご開帳されていたけれどもご本尊は撮影禁止。ということで、二月堂から。
左の建物です。
四月堂よりも、ここで見るべきは三月堂。(四月堂は無料ですが三月堂の拝観は有料です。)
東大寺は戦火に巻き込まれたことがあり、実は天平時代のものはあまり残っていません。例外がこの三月堂です。人が多すぎざんす。
なんか不思議な建物に見えません?天平時代の正堂(しょうどう)と、鎌倉時代の礼堂(らいどう)が軒を接して建つ配置だったものを鎌倉時代に繋げたの。
拝観料:600円
さらに、校倉造りの建物があった。法華堂経庫です。
これは奈良時代の建物。私は血が騒ぐレベルでめちゃくちゃ好きなんですよ。高床式の建物とか、校倉造りの建物とか。
二月堂
実際には手向山八幡宮に先に上がってるんですが、三月堂の次に二月堂に上がりますよ。
お水取りのところです。そして、奈良時代の建物があったのに、お水取りのときにいちど消失していて、今の建物は江戸時代のものです。
ここは24時間参拝可能&無料です。お百度参りされる方々もおられるからか、上の方に休憩所兼資料室のようなところがあります。
二月堂も、休憩所のようなところも、これがまた、かなり混雑してまして。二月堂そのものも、なんかごちゃごちゃしてる。
手水舎も見ることはできたけど、カメラは出したくない感じ。
真ん中の大きな伽藍は大仏殿です。
資料室兼休憩所のところにはお水取りの時に使う松明もあります。
先端3mで切って展示しているとはいえ、本当に大きいなあって。
裏側をぐるぐるまわったりして、登廊からおりましょ。
下からもう一度。
正倉院(建物外観だけ)を見て。大仏殿(の裏側)を見たりした。
東大寺ミュージアムへ
今年は東大寺ミュージアムに来れた。
大仏殿には行けなかったけどね。
一杯古いものを見ることができて満足。
東大寺ミュージアム:600円
えーと、何か見逃したところってあったかしら・・・って、戒壇院か。それは2020年にしますかね。
・東大寺