手術痕はテープで保護。今はいろいろ選択肢があるから、肌に合ったものを [2020年4月 胆嚢摘出]

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胆嚢を切除して1ヶ月半です。今は手術痕ケア。手術痕の写真はないから安心して。

手術痕ケアセット

胆嚢の摘出は腹腔鏡手術なので、4つ手術痕があります。大きなもので3センチくらい。術後も良好で、外科医の基準からすれば大したもんじゃないのよ。うちのパターナリスティックな外科医はすでに「傷口も綺麗ですね。これでおしまいということで」で終了。

ところが、本人からしてみると術痕が痒いだの、膨れただの。問題山積。

形成外科での手術の経験があることはご存知だからか、外科医は手術痕ケアについて特別何も言わずに退院させ、こっちもうっかり質問する機会を逃してしまった。下にも書くように、昔、形成外科で使うようにと勧められたマイクロポアテープを買って使いました。

マイクロポアテープを貼り付けた上で外科医に見せたけれど「術痕を保護するのは悪いことではないからねえ」というコメントがありました。

禁忌ならあの外科医は全力で止めにかかるのが目に見えているので、これで私の場合はGoをもらったと認識しました。これで何かあっても外科医を責めるつもりはない。

要注意事項。これまでに一度も形成外科にかかったことがない&外科手術を受けたことがないという方は、形成外科や皮膚科で指導を受けてね。

本稿の目的は、私のように10年くらい前に術痕ケアをしたことがあるんだけど、という人にむけた2020年現在の情報アップデート。市販品(このレベルだと、どみち市販品を使うことになる)のバリエーションが増えてるのよー。

部位や皮膚の状態で(ある程度)選べる!!!!つまり、5年もすればこの記事は古くて使い物にならんだろうなということでもある。

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——————————引き続き「姉御の一人旅ガイド」をお楽しみください。

抜糸前について

抜糸前のことについて先に書いておきましょうか。私は抜糸してから退院したので、まだ糸があったころは完全に病院にお任せ。

怖くて見られなかったけれど、糸で縫った上になにかプラスチック的なシートが貼ってあり(サイドを触った感じは傷パワーパッドみたいだった)、一週間これは変えませんでした。そもそもほとんど動かない(動けない)し、代謝も悪くなってたからそれで問題なかった。そしてその上に腹帯をつけてた。

抜糸してからは、抜糸のドクター(主治医ではなく外科のお偉いさん)は、普通にケアリーヴをぺたっと貼ったんですが、翌日主治医が確認して「こりゃ痒いでしょ」と使わず。

サイドの2つには、基本マイクロポアテープを使ってる

まず、部位の話からしましょうか。

お腹の右側サイドにあまり大きくない傷口(それぞれ2センチ以下)が2つあります。もちろんまだ色は赤めだし押さえれば痛いです。

ここにはクラシカルにマイクロポアテープを使ってます。

ここで、なぜ保護テープをつかうのかおさらいしておこう。

保護テープの目的は、抜糸後に傷口が広がらないようにするというのが目的です。どうしても新しくできたばかりの柔らかい皮膚だと広がっちゃうから、それを防ぐという商品です。

なので、貼り方は、手術痕に対して垂直にテープを貼っていくの。そうすると回復しつつある手術痕が広がりにくいというわけ。

使い方に関しては、このページがよくわかると思う。

https://saitama.hosp.go.jp/service/plastic-surgery_taping.html

昔形成外科医に指示されたのがマイクロポアテープ

10年以上前に皮膚の手術を受けました。このときは「手術痕」も領域に扱う形成外科で手術を受けたのね。

外科医が興味を示す手術痕はだらだら液が垂れてるようなやつだろうと思うけれど、形成外科医は術後しばらくして赤く膨れてる手術痕も十分治療の範囲と認識なさるようです。

あのときはあまり大きくないけれどケロイド気味になったり、自分の皮膚があまり丈夫ではないことをまざまざと思い知らされた一件でした。形成外科医お墨付きの「ケロイド体質」ということで。

当時抜糸後に「売店で買って3ヶ月程度使いなさい」と形成外科医に指示されたのが、優肌絆。これが合わないみたいだね、で次が3Mのマイクロポアテープでした。

同じ商品でも流通経路によって名前が変わってるらしく。最近ドラッグストアでも見かけるようになったのがこれ。

実は、冬に柿を剥いてて、つるっと包丁が滑って左の親指にぐさっと行ったことがあります。本来は整形外科に行くべきだったんだけど、傷パワーパッドできれいになりそうでね。

傷口が塞がってからはマイクロポアテープでケアしてた。

マイクロポアテープは一言で言うと、サジカルテープ、あれなの。

今回も入院中、最後の三日間以外は毎日点滴されていたのだけど、点滴の針を固定するあのテープがあるでしょう。あれとあまり変わらないようなものです。手で切れる不織布テープというところ。伸びたりはしません。

マイクロポアテープは、一番クラシカルなものだろうし、長く使われているだろうものですし、安いので、一番初めに考慮に入れるならばこれなのではないかなあと。

今回病院の点滴の針を固定するテープが優肌絆だったけど、私にとっては今回も濡れなくても痒い。

マイクロポアテープの方が私にはマシだったからこっちを使ってるということです。相性があるからねえ。

マイクロポアテープや優肌絆のいいところは安いところ

マイクロポアテープにせよ、優肌絆にせよのいいところって値段です。もしも、肌が丈夫で使用に問題がなければ、それなりに長い間使い続けるのでランニングコストは大切です。

本来はマイクロポアテープも毎日張り替える必要は特にないっぽいのよ。

私は結構このテープでかゆくなるので毎日張り替えますよ。濡れるとかゆくなります。

マイクロポアテープは(私にとっては)湿りにくいところに使う

マイクロポアテープは、汗で湿るくらいでも湿気ると剥がすときに肌に接着剤が残ります。乾いているとぺろっと剥がれるんですけどねえ。その上、濡れると痒くなっていくから、つけたままでお風呂に入るのは辛いのね。

つまり今回の四つの手術痕のうち、お腹の二つは比較的平気です。そうはいっても、傷口に垂直になるように貼ってるとどうしても赤くなってくるので横に貼ったり、全然貼らない日を作ったりします。

まいちばんの問題はアンダーの手術痕で、ここはどうしても汗を「かく」ほどではなくても「湿る」。これが私はかゆい。

剥がす時に過剰に角質を奪ってしまうのか、四角く赤くなってしかもその部分がビニール肌になってしまう始末。おっぱいの下の方にもマイクロポアテープを貼ってたところが赤黒くなっちゃってる。いずれ消えると思うけど。

マイクロポアテープや、優肌絆のランニングコストの安さは、ケアを続けやすいというメリットがありますよ。私の場合は、汗をかきにくい部位にはマイクロポアテープで十分ということ。

また、アンダーだからブラジャーに問題があるわけ。こういう、ハーフトップ的なのがおすすめです。

おへその下には、アトレスケア

おへその下の、カメラを入れただろう部位の傷口が一番大きなものです。3センチもありません。マイクロポアテープでも特にかぶれる部位ではありません。ただし、一番大きな傷口でもあり、おへその下だからそれなりに膨れたりするところです。この部位に関しては、皮膚の状態が悪化することがリスキー。

次に購入したのは、上にリンクを貼った、埼玉病院の形成外科にもあったアトレスケア。

アトレスケア

Sサイズ、お試しというわけで10枚セットを買いました。使えるねというわけで30枚セットを追加購入しました。

楽天の共和の公式販売ページから購入しましたが、今は共和が楽天から撤退したっぽい。

アトレス

これはものすごく薄いフィルムです。

すごくよく伸びて、真ん中だけは縮むというもの。なので、手術痕が真ん中のガイドに来るように貼りましょう。

実は私、入院中に手の点滴部分をドレッシングフィルムで保護してシャワーをすることがありました。これがめっちゃ痒いの!それで、フィルムタイプかー、大丈夫かなーってちょっと思ってたんだけど、アトレスケア は私にはそんなに痒いものではないです。

大きさに関しては、おへその下の一番大きい傷口に関してはSサイズ一枚ではたりません。もう一つ半分に切って付け足しました。アンダーに使うなら一枚でいいけどね。

おへその傷に関しては、どうしても体を捻ったりするとそれなりに動くのよ。マイクロポアテープを使っているときはなんか引っ張られる感じがしましたが、アトレスケアはよく伸びるテープだからか歩いても感じが良いです。

また、濡れても痒みは生じにくいです。お風呂に入ってるもの。私の皮膚の場合は、一週間貼り続けるわけにはいかないと思うけれど、連続して使えるならランニングコストが下がるというもの。四日目くらいに端っこがめくれ始めるのが恒例なので、お風呂に入る前にめくれていると交換するようにしています。

また、透明なので貼り続けても下の様子が見られるのは安心材料。

アンダーにはアトファイン

2番目に大きいのが、アンダーの手術痕です。2センチくらい。おそらくここから胆嚢を取り出したんじゃないかなあ。

ここに使ってるのが、ニチバンのアトファイン。これは最近ドラッグストアでもよく見かけませんか?

このアトファインの貼り方は、手術痕にそのまま貼り付けるのね。(垂直にはしないということ。)つまり、マイクロポアテープとは貼り方が違う。波波カットなので傷に対して横に並べて付けていくのはちょっと難しいかなあ。

アトファイン

アトファインは、不織布でできているマイクロポアテープよりは少しは伸びるかなあという感じです。

今回使う場所は、アンダー。おへその手術痕にも使えるサイズではあるんですけどね。あっちは大きいのもあって見える方がいいなあと思って。

痒みも違和感も一切なかったので、そのままお風呂に入ってみました。濡れても痒くならなかったので、これも三日間くらいそのままにすることができます。

個人的には「広げない」という観点から、傷口に対して垂直に貼っていきたいのだけど、アンダーに関してはおっぱいにかかってくるんですよ。しかも、ここはマイクロポアテープを使ってた時にビニール肌化してしまい、まだ赤黒い四角形の跡がついちゃったので。それで手術痕に沿って使えるもののほうがいいかなって感じです。

こっちも、多分ドラッグストアでも買えると思う。

テープを貼る前にビオオイル

赤っぽいオイルはバイオイル。日本では小林製薬が出してて、バイオイル。姉さんはアメリカ時代に知ったからBio Oilなの。ドラッグストアで買えると思う。並行輸入品も多いけど、大した値段の違いじゃないんだわ。(これに関しては、ネットで買うことはあまりお勧めできない)

アメリカ留学時代に怪我をしたことがあるんだけど、その時に、痕になるから瘡蓋が剥がれたらこれを使いなさいと病院で言われたんだったっけ、誰かに教えてもらったんだったっけ。とにかく、姉さん的にはBio Oilで、帰国してから、あら日本にもあったんだと思ったものの一つです。前回の、皮膚手術の時は使ったり使わなかったり。

結果として前回はドレニゾンテープのお世話になってしまったので、前回と全く同じことをやるとドレニゾンテープ行きなので全く同じことをしちゃいかんのですが。

あら、今でもバイオイルなんだねえ。というわけでまた買った。

https://kizu-clinic.com/blog/uncategorized/1872

綿棒に出して塗ってます。25mlの一番小さいものにした理由はこれから真夏ですし。個人的には、香料が苦手なので、顔や髪には使いたくないのよ。

ただ、皮膚科医さんによってはバイオイルはよくわからない製品なんだとか。

https://twitter.com/S96405539/status/1469513749652729856 

テープのせいか、ビニール肌になってしまった・・・。

アンダーの傷は、傷そのものというよりも周囲の肌がビニール肌になって、まだ赤黒い。

上にも書いた通り、汗もかくこの場所はマイクロポアテープとの相性があまりよくなく。四角く変色してビニール肌になってしまいました。

本来は、皮膚科に行くべき事案ですが、このご時世では皮膚科に行けぬ。ということなのよ。以下は自己責任で。

ビニール肌をどうケアするのかという話。

本来私は結構気軽に皮膚科(美容系いっさいしない、クラシカルな皮膚科)に通うけれど、ビニール肌になったことはないので知識がなかった。炎症をどの薬で抑えるか、そしていかに保湿するのかという話でもあり、皮膚科で処方されたステロイドがコレクション化されててこれを使いましょうかと思ったんですが。

まずはプロペト。白色ワセリンです。

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痒みは抑えられたような気はするけれど、治りが遅い気もする。これはステロイド??と思ったんですが。

そういや、香港でヒルドイド 買ったんだった。⇒ヒルドイド は香港や台湾で買えるよ!

ヒルドイド

というわけで、ヒルドイド の上の方をぶちゅーっと取り出して捨てて、ヒルドイド をよろしくない感じのところに、朝・晩とぬりました。

これで随分落ち着いてきたから、大正解ではなかっただろうけれど、悪くはないのかも。⇒香港で買ったヒルドイド

それ以来、ちょっとお腹もアンダーも肌をちょっと休ませたほうがいいかなあ??という感じになることはあるので、そういうときにはバイオイルをつけて、周囲にヒルドイドをつけて終わりにしています。

「ヒルドイド」は処方箋薬ですが、ヘパリン類似物質0.3%ものはドラッグストアでも購入できます。マスクをつけると肌がボロボロになっちゃうから、いろいろ試した結果、これが私に合ってる気がする。

この二つ、販売会社は違うけれど、作ってるところは同じです。使用感も変わらないです。

ヒルドイド系

ヘパドロイドの方が安く買えることが多いけれど、ヒルメナイドの方が買いやすい。タイミング次第でどーぞ。

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