無計画に平渓線の旅
さて、今回は、これまでなぜかタイミングが悪くていけなかった九份と平渓線の旅をするつもりでしました。
一時間に一本だというけれど、あのさ・・・(これ以上言うのは悲しくなるのでやめておこう)。
言葉を飲み込んで一言啖呵をきるか。
「田舎の子をなめんなよ」
まずは平渓線。瑞芳駅で乗り換えて、猴硐・三貂嶺とすぎて大華駅の方に入っていくわけだ。
どのみち自強号かなにかに乗ろうかと思っていたのですが、こんな時間でした。
パタパタって音がするから振り向いたらパタパタ式だったんです。ずっとこれを使って欲しい。
花蓮の方に行くものはプユマ号だったと思う。いずれにせよ次の台東までいくものは自強号でこっちなら乗れると思うんだけど。このとき9:20くらいなんです。
面倒になって、その前の9:25分のローカル列車に乗りました。
が。
なかなか混んでいたんですが、確か運良くどこかで座れたのね。
途中でこんなの見かけた。
石灰石を運んでるんじゃないかなあ。
瑞芳駅で乗り換えない
さて、瑞芳駅に着きました。平渓線の旅をするなら、1日乗車券を買うのがお勧めということでした。
60元かそこらの1日乗車券があって、これは一度駅の外に出て購入して再度乗れ。
了解。
と思ったんだけど、次の列車がかなり時間がある・・・。
目の前に、さっき乗ってきた列車があってんだな。三貂嶺駅までは行くのがわかっている。その先、牡丹駅に行ってしまうので、私は三貂嶺駅で降りれば良い。
というわけで、列に並んで1日乗車券を買うのは面倒になって、出る寸前の列車に飛び乗った。
途中、猴硐駅は猫で有名なのだけど、私は猫に興味はないのでスルー。
三貂嶺
というわけで、事前に一切予習していなかった三貂嶺駅で降りました。
次の、菁桐駅行きのものは11:22発。つまり、瑞芳では20分列車を待たねばならなかった、ということなのです。なお、台北駅を9:25に出ているのでここまで一時間と15分かかっています。なお、ヨーヨーカーの記録では台北駅からここまで51元。
田舎の子だから待てますよ。20分で乗り換えなんて、いいじゃないですか。
しかし、ここはちょっくら歩いてみましょい、というわけで、一度外に出ました。
駅の待合室はこんな感じ。
お、おう。
日本にも馴染みのあるような駅ですよね。
ところどころ、繁体字があるので日本じゃないのがわかるのですが、なんだか異国情緒がないったらありゃしない。かろうじて有人の駅でした。
しばらく外に出てみましょう。
わお。すってんころりん転がり落ちたらさあ大変。
線路沿いに、といってもまだ駅から数メートルも歩いてないのですが、いきなりうらぶれた何かが。
ミラーレスからスマホに変えると、この「湿度」がなんだか伝わるような絵になりました。
どうも「部屋」のようなものがあって、ひょっとすると食堂か何かだったのかしら。
建物の上にお皿が貼り付けてあるのです。
広場で薬を売る男?
薬・・・蛇が見えるんだけど。わからんわあ。
謎の地下通路でもなんでもない
この平渓線の旅に一つ計算があったとすれば、この日は日曜日だったので、SNSであげれば反応してくださる方がおられると踏んでいました。
こんな地下道を通って線路を左から右に渡っていきます。
で、この写真をあげたら釣られてくださった方がおられました。
楽しかったわ。謎の地下通路でもなんでもなかったのだけど、いきなりこれを出されたらわくわくしちゃうよね。
湿度は高い
いたるところにお芋の葉っぱだ。
雨というには液体でなく、冬(摂氏20度越え)だからいいものの、なんだかこの芋の葉をさして歩きたい気分になるほどの湿度の高さです。
前を歩いていた台湾女子の二人組は、どうもハイキングをするような感じなんですよね。スモッグがかかっているように見えますが、ここの空気は台北市内と比べるとはるかにきれいよ。
脳内はスタンド・バイ・ミー。
これ、中学時代によく読んだねえ。
私はというと、Stand By Meを脳内でかけながら、時計を見ながら植生を見たり、この妙に垂れ下がった電線を見ていました。
なお、ここはおばさんが手入れをしていた畑。
時間的にそろそろ引き返しますかね。
おっ!向こう側、つまり牡丹駅方面から瑞芳駅方面へ行く貨物だ。
列車が来たので乗りましょうか。
これがまた、混んでました。
この日のルーティング
この日はこんな感じでした。
- 平渓線の旅をしようと思って、瑞芳駅では降りずに三貂嶺駅までGO!
- 平渓線・菁桐駅まで行ったはいいが、なんか興味をそそられず、そのまま引き返して十分駅へ
- 平渓線・十分滝まで地図を見ずにGO! はちょっと無理だった
- 九份はツアーがいいと思う
結論としては、今回はかなり疲れたので、是非とも「平渓線」と九份を一気に観光したいなら、「九份・十分・野柳」というようなプランを購入する方が良いかも。
さらに、平渓線そのものは日本人だらけで乗っても海外旅情はありませんでした。それよりは車で移動してしまった方が楽だっただろうな、と思いました。特に小さなお子さんがおられるような場合は検討されてもいいのではないでしょうか。
★オプショナルツアーを事前に買っておくのもいいかもよ
Kkday 【内容盛り沢山で超安値!!】九份・野柳・十分・日帰り観光ツアー(英語ガイド)