2013年の5月のお話。
米子の友人はその日は午後からあくというので、午前中は米子駅から境線で境港駅へ行くことにしました。
米子駅から境港駅へ
米子駅にて
米子駅でございます。
お分かりでしょうか。IC化されていません。
次にこっち。
IC化どころか見ていただけますでしょうか。電化されていないんですよ。
そう。ここ「電車」は走りません。ディーゼル機関車が走るのです。山陰本線ですらも。
そして、米子駅と境港駅を結ぶ線は山陰本線ですらない「境線」です。境線ホームにはこんなオブジェがいくつか。鬼太郎さん。
奥に朱色の列車(not電車)が走っていますが、二両。ええ、走っているだけで御の字です。多分・・・山陰本線・・・。
こっちにもこんなオブジェ。
ええ、そうですとも、ねこ娘がいますが、境線はラッピングでした。
車両の上部をみてくださいね。
パンタグラフがないでしょ。ディーゼルよ。そして二両しかない。
ねこ娘の車窓から
さて、ねこ娘に乗り込みますぜ。
ネコ娘の車内は、笑っちゃうほどネコ娘だらけでした。
今気づいたのですが、車内にゴミ箱がありますね。これは山陰の地では普通のことなのでしょうか。
駅にはニックネームがついていて、米子駅は「ねずみ男駅」。目的地境港駅は「鬼太郎駅」
他にもいろいろとニックネームつきなのです。おもしろいねえ。「つちころび」
本土の人が駅名に沖縄やアイヌの妖怪を使うことはCultural apprropriationなのか否か
「コロボックル」じゃないや、「コロポックル」。あれ?アイヌの妖怪。実は、「キジムナー」(沖縄の妖怪)の駅もあります。(写真のクオリティが低すぎたの)
どうなんでしょうね。私は北海道も沖縄も日本であることは変わらないと思ってるのだけど、実際に足を運べば「文化」というか「景色」が違う。北海道の景色はむしろアメリカ北中西部の方が近いし、沖縄の景色よりも、むしろ台北の景色の方が本土に近いと感じるのです。
水木しげるの時代、Cultural appropriation(文化の盗用・文化の簒奪)という概念はなかっただろうし、この概念は2017年の日本の中でも一般的ではない。
2017年現在、この写真を見て思ったのは、数多い妖怪の中からわざわざ「コロボックル」「キジムナー」を数少ない境線の駅名に選んだ理由は、(日本の)他の地域からも来て欲しいという願望が読み取れるのですが。観光客目線では、むしろ、山陰の妖怪メインにした方が良かったかな〜なんて思いました。
無人駅だからね
それはさておき、これ。「お乗り間違えのないよう、ご注意ください」
だって、一時間に一本もないのよ、確か。そして、基本無人駅。
さて、境港駅に到着しました。ここは有人でした。
そして時間があるわけではないけど、楽しく往復した。
境港駅から米子駅へ
さて、電車、じゃなかった列車待ち中に駅で見つけた鬼太郎。
君も電車じゃなかった列車を待ってるのかね?
次の車両は、鬼太郎と目玉のおやじでした。
目玉のおやじに乗り込む。
目玉目玉めだま!
とトコトコと米子駅に戻って友達と待ち合わせました。
米子近辺の銘菓というと、まず思い浮かぶのが「大風呂敷」
中には信玄餅や筑紫もちのようなのが入っているのですが、蜜は梨蜜です。
このお店は鳥取のお店のようです。酒屋さんが地元の銘菓をネットで扱ってるのかな?
楽天 宝製菓 大風呂敷 6個入り 鳥取県のお土産