インドの事件、本当にぞっとします。犯人グループが別のグループに被害者を渡して、というのはおそらく人身売買があったのだと推測できます。
本当によく隙をついて逃げて生還されたと思います。生還されてよかった。
卑劣です。犯人が観光ガイドだったというのが恐ろしさをより増します。
以下、思ったことを書きますが、憎むべきは犯人であって、被害者ではありません。また、報道以外の事実関係を私は存じません。
観光客だったのか、インドで働いていた/学んでいた/住んでいたのかすらわかりません。
仮に観光客だったとします。
実は、昨年知人がインド・ヨガの旅というようなものをしてきました。一人旅ではなかったようです。
危険だった?と聞くと、「全然」
ただし、お金はかなり払っているようです。
インドでレイプ事件が多発していることは繰り返し報道されていました。こういうところで貧乏女一人旅なんて想像できません。
私は病院に行かねばならないかもしれない、というリスクがあるので途上国にはほとんど行けません。途上国というものは貧富の差が激しいところでもあります。そういうところでは安全はお金で買うのです。
途上国にはしばしばリゾート地があります。
そういうところのホテルでは空港からホテルまでノンストップでバスやタクシーで運んでくれます。そして、ホテルの敷地内だけで全て済ませるのです。観光?街歩き?冗談じゃない。ホテルのプライベートビーチでぼんやりしましょう。
今回の事件が本当に怖いなと思ったのは、そういうところで観光しようとするとガイドを雇わねばならないことなのです。
ガイドを雇ってそのガイドが、という話も聞かないわけではありません。
ならばどうするのか。
どうリスクをコントロールするのか。
行かなくてもいいなら、インドにはいかない。私の場合は病院問題があるので観光目的ではインドは排除せざるを得ません。
どうしても何かを見たいなど、そういうわけにもいかない人もいるわけです。そういう場合なら、そこそこのホテルに宿泊し、割高でもホテルのコンシェルジュの手配によるものだけを選びます。
もしくは、日本からのツアーで行く、もしくはホテルのコンシェルジュに聞いて現地発着のツアーに参加することです。そういう連れ回しガイドなら比較的安全でしょう。
そんなの楽しくない?
私だって楽しいと思えませんよ。
でも、「事故」の確率は下がります。
それだけしてもなお、犯罪に巻き込まれるときは巻き込まれてしまうのです。
恨むべきは、巻き込まれたあなたではなく、巻き込んだ相手です。
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