私は海外一人旅派。気楽で楽しい。体調悪化や天候悪化で無理せずに急な旅程変更もできるし。案外こっちの方が面白そー!ってことも結構あるから。
ただし、かーなーり気を使ってます。
一人旅のキモは変なことにならないように時間を管理し、お金で解決できるところは解決し、現地のお金が足りないことがないように管理すること。
無防備な方を見かけないでもないし。いくつか書いていきます。くれぐれもご安全に。
ただし。犯罪にあってしまったら。責めるべきはあなたではなくて、ただただ犯人です。
旅程はかなりきっちり立てるからこそ、行き当たりばったりできる
私、現地で「やーめた」「こっちいこ」を繰り返す人です。ほんと、無計画。
それなりに下調べをしてるからこそ、現地で行き当たりばったりができるんです。

例えば下調べをしても、人間のやることなので、抜けがあるのよ。
行きたかった博物館が臨時休館だったり休みの日とかなんとかいろいろあるんよな(月曜日が休みとは限らないんだよねえ)。そういうときは、えへへって笑って、別のところにいくこともできるわけ。
行ってみたらなんかしょぼいから早く見終わった、とか。なんか雰囲気が悪い地域にいるぞ?というときも、避けるとかね。臨機応変に対処するためには、準備が必要なの。
基本の位置関係は頭に叩き込んだ上で、地図アプリ。
事前に位置関係を結構頭に叩き込んでおきます。
ホテルの位置、メインの公共交通機関の位置。そしていきたいと思うところの位置。
そういった場所の位置関係を、おおまかでいいので把握しておきます。
必須なのは、いきたいところの最寄りの地下鉄の駅名などですね。これは覚えておく。
その上で、詳細は地図アプリ(大抵Google Mapsですが)で確認。GPSをオンにしておいて、周辺をぶらぶらしてると、結構面白いものが見つかったりするわけよ。記事にはならないことが多いけど、一番面白いのがぶらぶら歩きだもの。
紙の地図も、Google Mapなど地図アプリも
姉さん、スマホが存在する以前からのひとり旅派。そもそも、Google mapのサービス開始以前からだからね!
地球の歩き方に、1ページくらいしかないような都市も歩いてた。こういうときは、現地のホテルで地図をもらって、詳しいところはそれを見るという歩き方をしていました。今でも、土地勘のないところに行く時には、現地のホテルに地図があったら、それをもらいます。
紙の地図の方が詳細が書き込んであって、好きなんだけどね…。でも、今はスマホにGPS機能がついてるからさ…。これがありがたいよねえ。
ただし、それがあんまりうまく働かないところってあるんだよね…。海外旅行なら、その国で一番使われてる地図アプリを入れておくといいんだけど、韓国やタイだと私は文字が読めぬ…英語にするとそれはそれで意味不な音の羅列になるけどさ、そこはお互い様で。
何れにせよ、紙の地図を見てたり、地図アプリを開いて見ながら歩いてる人ってのは、歩きスマホそのものでして、注意が散漫になってたり、観光客丸出しで、結構不用心ですんで。要注意だよ。あとカメラね……
ホテルは先に予約しておく
「行く場所」の中で重要ポイントがホテル。
これは毎回先に予約しておきます。現地で探そ、ってのはしたことがないなあ。海外放浪も多分私の体力ではもうできないから、そういうこともないでしょ。
さらに、事前決済しがちだなあ。というのも、現地であんまり出したくない色をしたクレジットカードをオンライン決済用にしているので、ホテルも大抵こっちで決済してるんですよ。ゴールドじゃないのに、変な色してるんだから。現地ではこっちは大抵円財布に入れっぱなしです。
もしもホテルでデポジット用にクレジットカードの提示を求められたら、別のカードだけど普通の色をしたカードを出します。今のところそれで問題ないです。
ホテルは最安値を出してくるのがagodaか、Hotels.comかなと思ってる。
予約するポイントは、ロケーション(=交通の便)、ロケーション(=ホテルそのものの治安)、そしてロケーション(=周辺の治安)。そして値段です。
地下鉄の駅から雨にあんまり濡れないような距離のところが良いねえ。と思う。
さらに、田舎の子だから、自然を見に行くことはほぼないからね。そういう自然を見に行くときは、オプショナルツアーにすると思う。
英語・中国語ツアーまで広げれば、一人参加できるものが増えます。
とくに到着したとき、そして夜に要注意
一番気を配らないとならないのが、到着したときです。空港なり、駅なり。目的地に到着したときって、荷物が大きいじゃないですか。そして重要なものは全部持ってる状態でしょ。
きっとお金を持っているだろうし、荷物があるから素早い動きはできないし。犯罪者はこういう人を狙うわよ。
やはり、大荷物を持ったときはどうしても安全度が下がるのだと覚えておこう。
で、そういう、必ず通らないとならないところがやばいんだよねえ。
特にヨーロッパだけど、「中央駅」が一番やばいところのことは多いです。
昔の地球の歩き方には、ページの下に読者からの投稿があって、そこでどういう被害にあったか、被害にあいかけたかなんてのもあったんですけどね。あれ、いつの間にかなくなっちゃった。
外務省の安全情報ページは要チェックよ。各地の大使館や領事館が把握してる、日本人が巻き込まれた事件について書いてあります。
https://www.anzen.mofa.go.jp/riskmap/
そして、夜。夜気を配らないとならないのはのは、どこでもそうですが。
空港(駅)からホテルへのルートは確認済みですか?買える安全は買ってしまえ
荷物を抱えた状態の、空港や駅からホテルへのルートは、乗り換えができる限り少ないルートがおすすめです。
エアポートエクスプレスとか。エアポートシャトルリンクとか。各地あるじゃないですか。買える安全は買いましょう。
昔は歩き方で調べてたけど、最近は空港の公式HPで調べることが多いかなあ。
あと、オプショナルツアーを売ってる、KKdayやKLOOKで、購入できるところは事前に買っておいても良いと思う。(あと、確実にクレジットカードで決済できるし。現地でぼったくられることもない)
夜到着する場合はエアポートホテルがおすすめ
夜暗くなってからの到着は控えるべきですが、どうしようもないことはある。
その場所の日没が何時ごろか調べてもいいと思う。
私もやったけどさ。
上海に、香港や台北みたいなところですし。初台北が夜到着だったけれど、ホテルの前まで行く空港バスを確認してそれに乗りました。
でもねー、ソウルみたいに仁川到着からソウル市内のホテルまでに4時間かかるところもあったんで…。到着したら真っ暗よ。あれは失敗。ただ、到着はホテルの目の前だったんだけどね。
私はホテルはできるだけ、空港などからの利便性の良い場所を選びます。
夜に空港到着なら、ベストはエアポート隣接のホテルです。大きめの空港なら大抵あるから。

一人だと割高なんだけどね…。こういうところが一人旅最大のデメリットです。ダブルルームを一人で使うんでゆったり使えるけどねえ…一人一泊2万円は高いぞって思っちゃうよ。
例えば上海に日付が変わる頃に到着したら、もう動けるわけがないんだよね。浦東空港のエアポートホテルに泊まったよ。あそこは高くなかった。⇒上海・浦東空港を深夜・早朝利用するなら。直結したエアポートホテル一択
早朝出発便のときも、エアポートホテルに泊まっておくと、移動が楽です。
早朝は明るいから気を抜きがちだけど、みんな寝静まってるときだから、かなり危ない。
早朝に徒歩で福岡空港に向かってた空港職員が殺された事件もあったのよ。私がまだ学生だった頃の話。
これこそ、背に腹はかえられぬ、ポイントかな。
もう一つの手は、乗り継ぎ地で一泊して、日中に到着できるように調整することです。この場合は早朝便の可能性が上がるから、やはりエアポートホテルになると思う。
客引きの車には乗るな
日中でも夜でも絶対にやっちゃいけないのが、客引きの車に乗ること。できる限り、タクシー乗り場から乗ろう。

例えば、台湾は治安がいいところだけど、そもそもタクシーの評判は悪いよ。
桃園空港に夜到着して空港内を歩いていると、運ちゃんらしき人が「しゃおじえ、たいぺいま?(おねーさん、台北行くの?)」と結構しつこく話しかけてくるんですよ。日中はこういう人たちは入り込んでこないのよ、あそこ。でも、夜になったらいたねえ。
こういう運転手にはついて行ってはいけないのが鉄則だよ。
しばらく前にルーマニアで、女子大生が空港で待ち合わせた人に会えなかった(か何か)で、客引きの車に乗って殺されてしまった事件があったじゃないですか。
https://www.nikkei.com/article/DGXNASDG23053_T20C12A8CR8000/
一番悪いのは犯人です。で、日中でもタクシーに乗るならタクシー乗り場から。
そして、夜到着するなら、できる限り空港隣接のホテルに泊まろう。
そもそも、日が暮れてからはあまり出歩かないようにしてる
日本なら…私、福岡市に7年間住んでたんですよ。正直、日本で福岡ほどやばいところは行ったことはない。
私は、日が暮れてからはできる限り出歩かないようにしてます。
昔、オスロってわかりますかね、ノルウェーの首都です。治安はめちゃくちゃ良い。少なくとも昔は良かった。
オスロ中央駅の近くのホテルでとてもきれいな夕暮れを見たので外に出てしまいました。公園があったのでその先にもっと良く見えるところはないかと公園に行きました。私の心は美しい夕日の移り変わりで夢中。どんなヤバいところに足を踏み入れたか気づかなかった。結局高速道路のようなものが見えて、思ったような良い撮影場所は見つからず、引き返しました。
良いですか。夕暮れを見ていたのです。
つまり。
もう、暗くなっているのですよ。引き返して気づきましたね。
少年少女の集団がいくつかありまして。ぽっと火がつきます。タバコではありません。なんかあぶってたりするわけです。
やばすぎる〜。
ヨーロッパの中央駅は、福岡市民から見てもマジ要注意だから。
意外に全然怖くなかったのが、ウィーン西駅。あれは不安感全然なかったです。
海外一人旅ってさみしくない?
私は留学生のお世話もしてたし、私自身が留学してたときの友達に会いに行くことも多かった。日本人の友だちに会いに行ったこともある。
なので、往復は一人だけど、現地では友達と一緒ってこともあります。東京に就職した友達に会いに行く感覚と同じです。
完全に一人のときもあるよ。
旅は道連れ?ドミトリーって手もある
ドミトリー、人によっては「ゲストハウス」と表現するけど、ドミですね。
ドミに泊まると女子部屋でも「私はあやしいものではありません」と、話す必要が出てきます。
隣のベッドの人とご飯したり、どこかに行ったりってこともなくはないです。
ドミトリー宿泊するときに気をつけること
まず、mix dormというタイプの、男女混合型はやめておくべし。そりゃ、そういうのが目的なら別ですが……
私のおすすめは、個室タイプ。完全独立タイプじゃなくても、ファーストキャビンみたいな、男女別になってて、個室感がある方がいいです。

またできる限り、貴重品は持っていかないのもおすすめ。いろんな人がいるからね。

南京錠を持ち込んでロッカーに施錠することがあるんで、ドミトリー宿泊には南京錠をもっていくといいよ。
ただし、その南京錠を破壊して中身を盗む人もいるので…解決策は、そもそも「貴重品は持っていかない」。一択です。
同じドミにずーっといるのはきついよ。みんな3泊か4泊で入れ替わっていくから。働いてたり留学してたりするなら別なんだけど、置いていかれるような気分になるからね。
香港のドミで一緒になったイギリス人は、二週間くらい香港にいたらしいけど、4泊くらいでドミを移ってた模様です。
不便なところに行くときには、オプショナルツアー
もう、ドミ旅はしない(ちょっと無理)だけど、地方に行くときにオプショナルツアーを使ってしまえば、比較的安全に目的地に行けます。英語か中国語ができれば、そういうものは結構あるから。賢く使おう。
集団行動は苦手ですが、観光バスで連れ回すタイプのね、あれがベストです。ガイドを雇うと、そのガイドが犯罪者だってこともあるから。
私は集団行動が苦手だけど、一日くらいは我慢しよう。
そういうところで、隣に座った人とずーっとおしゃべりしてるということはあります。その後連絡先を交換するかどうかは、別の問題です。
話しかける相手は、自分で選ぶ
一人旅だろうがなんだろうが、「人」に会わないことなんてあり得えない。
一人旅だからこそ、現地の人に助けてもらわねばならないことがたくさんあります。駅で。空港で。街角で。ひょっとしたら、病院で。
そういう、人のいる場所には「網」を仕掛けている人がたくさんいます。スリ、強盗もいれば、恋愛詐欺師もいるかもしれません。
出会ったその人は信用できますか?人寂しさに漬け込む人たちはたくさんいます。世界は善意に満ちてるわけではないけど、悪意に満ちてるわけでもないけどさ。
今のところ、幸い私はひどい目にあったことがありません。ひょっとしたら気づいてないだけかもしれない。
一つ言えることは、「話しかけてきた相手」は私を「選んで」いる。
この場合、相手が悪意を隠し持っていると私は相手の優位な状況で戦うことになります。しかも、舞台は相手のホーム。
でも、「私が選んだ」相手は?
私には悪意はないわけよ。単に困っているだけ。おそらく、大丈夫。もしも、私が選んだ相手にひどい目をあわされたら、私の人を見る目がない。落ち込むけどね。
どういう人を選ぶのか単純にパターン化してしまうとまずいのですが、私が選ぶ傾向を書きます。これにしたがって話しかけてひどい目に合っても自己責任で。
要するに、自分と同じにおいのする人だよ。
同類ですね。私は英語を喋る=相手も英語を喋るだろう、みたいな。
もう自分が若いとは言わないけど、比較的若者は英語を喋るから。一人歩きの大学生っぽい人を見かけるとその人に話しかけがちです。外国語は使わないと錆びるから、ずっと使い続けてる人じゃないと、使い物にならん。
でも、ソウル駅では女の人たちが無言で色々手伝ってくれた。そういうこともある。(ソウルの人ってちょっとぶっきらぼうなのかな。発声の仕方とかアクセントの置き方で判断するしかないけど、釜山は柔らかい韓国語を聞いたなあと思いました)
私も土地勘のあるところでは外国人観光客らしい女の子たちが道に迷ってる感じだったら、積極的に大丈夫かい?と話しかけてる私。場所は大抵福岡市内、相手は大抵韓国人。
治安情報を確認する
すごく重要なのが、行きたい場所の治安情報です。外務省の海外安全ホームページを確認するんだ。
こういう治安情報のような、積み重ねのような情報が集まっているのも、どんと出してくれるのは外務省だけです。
我々観光客に一番役に立つのがこの「安全対策基礎データ」の欄ではないでしょうか。犯罪発生状況、防犯対策、被害例など具体的です。
現地の方に治安や流行の病気などを聞く場合には、この海外安全ホームページを見て想像力のタネを得ておくと欲しい情報を聞きやすいのではないでしょうか。
在住の人と、我々観光客って、互いに、前提にしている事柄が全く違うことがあるので。駐在さんあたりならまだしも、留学から結婚という人とはかなり前提が異なることが多いのよ。
犯罪、犯罪、と書きましたが、「風俗、習慣、健康等」のコーナーも重要です。(4)予防接種 とか事前に準備する必要があるものがわかります。
現地に住む人に聞くなら現地で浮かないファッションですかね
欧米やアジアを歩いて思うのですが、日本ほどスカート率の高い国はなかなかないなあとも思います。
たとえばアメリカの弁護士はパンツスーツで出社します。オーストリアの友達も基本パンツスタイルです。
しかし、香港の弁護士の友達は日本で買ったワンピース(ちょっとふりふり)を着て出社します。
ね、面白いでしょ。
好きな格好をすれば良いのですが、TPOに合わせて変えてみると楽しい。荷物を軽くしたいならスカート必須だし。
防犯上は、現地にとけ込むことがベスト。なので、普段どんな格好してぶらぶらしてる?って聞いてみるといいかも。
服のついでに、靴。
日本って、とっても歩きやすい。
アメリカは穴があいていることもあるし、田舎ではそもそも歩く設計になっていない。つまり、歩道がない。ヨーロッパは石畳でとにかく歩きにくい。
アジアはゴミが落ちていることも。いや、ゴミはどこもか。アジアはむしろ人が多すぎる。
とにかく、「歩ける」靴をチョイスしよう。そして、何かがあっても「逃げられる」格好がベスト。
英語。もしくは中国語
現地語まで必ずマスターしろとは言わないし、それは私にも無理。
でも、私は英語は英語圏に留学できた程度で、今でも使うし。英語が苦手ならマジ中国語。中国語はHSK5級(上から二番目)まで来たよ。
マウンティングではなくて、例えば、ここは一人で公共交通機関を使っていくのは大変そうだなあと思ってオプショナルツアーを探すけど、日本語対応なものは二人以上の申し込みからだったりするのよ。
でも、英語・中国語まで広げると、一人参加可能なものも増えるんだもの。