台湾は、リノベーションブームなのですけれども、高雄の駁二藝術特区(ピア2)もその一つ。
「痞子英雄」(ブラック&ホワイト)という、映画にもなったドラマがありまして、私はこれが好きで好きで。一番好きな台湾ドラマなんです。(穴はたくさんあるけど、そんなものどうでもいいんだ)
映画版の一本目(ディーンフジオカが出てるやつ)では、駁二藝術特区に南署を作っていました。
南署はさすがにもうないんだろうな・・・ああ、私の陳在天はいずこ・・・(ドラマ版しか出てこないし、時系列的に映画版の頃には北署にいるはず)
なんて妄想しながら歩いてたんですが、なんというか。「どこを渡ったらいいの?え?どうやって渡るの?広州の方がマシじゃね?あれ?高雄って人が少ない広州!?」みたいなところがいくつかあって、ふらふらしてたんです。
結構大きい道なんですが交差点に信号がないところがあって、渡れなくてさ。
旅は道連れ?看得懂と聴得懂な奇妙な組み合わせ
ふらふら歩いていると、スーツケース引きずって地図持って疲れた顔をしてる30前くらいの女の人がいたんですね。欧米からの観光客なんだろうなーって感じの。その人に二度も会ってしまって、道に迷ってるのかしら?って思うと、私、多少は台湾知ってるしなーって話しかけてしまいました。「大丈夫?迷った?英語できる?」って。日本でも余裕があるときは結構やってます。
・・・中国語が返ってきたよ、白人のねえさんから。わたしゃ日本人や・・・と返すしかなかった。日本人なんでね、それなりに看得懂。向こうは実は漢字が難しくて聴得懂だけど、看不懂だそうです。で、特に迷っているわけではないけど、大都会すぎて不快、だって。ホステルをチェックアウトして(あまり信用できなかったのかな?)荷物を持って歩いてるだけなのよー。あなた、迷ったの?というので、いやー、私、Piar 2に行こうと思ってるけど、道を渡りにくくて、渡りやすい道を探してたのー。ということでなんか一緒に行くことになりました。
おうううううううう、おっふねー。鉄成分高め(飛行機が一番)な血がさわぐ。ここ、Piar 2というのは高雄港だもん。
線路があるのは高雄のライトレールです。⇒ようやく!?高雄LTRに乗ったよ
海の匂いがしていいねえ。
台湾の11月下旬は、16時すぎでこんな空です。時間を日本に合わせたい・・・という方の気持ちがわからんでもない。
駁二藝術特区
ここ、駁二藝術特区は昔の工場や倉庫を改修したところです。
でもレンガが見えてるのが味があるようで、微妙。日本なら塗りこめるじゃない?
ところによっては、この倉庫と倉庫の間にブランコが作ってあったりしてね。なかなか楽しい。
建物の中には骨董屋さんもありまして、どこまで本物かわかりませんが、第二次世界大戦の日本軍の出征祝いのようなものと、第二次世界大戦のかもしれないけれど中華民国の出征祝いが並んで置いてあったり、複雑な気分になりました。そういうと、「我が国も植民地を持ってたからね、その気分はわかるわー」という会話が台湾でなされるのはすごく新鮮でした。
話は建物に戻すと、よく見ると台糖って書いてある。ここは台糖なんだな。その下の唇は、「アート」なんだろうけど、それはちょっとキモくないっすか?
実はふらふら歩いてますと、ここに微熱山丘のお店がありましてね。足が疲れたんで一休み。
「私、ここのパイナップルケーキが結構好きなの。帰りは桃園空港?だったら2タミにお店があるのよー」と教えてあげておきました。私も買う気満々だったんだけど、私は1タミだったもので書い損ねました(泣)。そして楽しみにしていたらしい人に残念がられた。ハニーケーキなど、パイナップルケーキ以外のものもありましたよ。ただし、空港に置いてるかは知らない。
こんなのもあった。
倉庫街だけではなくて、このエリア一帯が「ピア2」として再開発されたのかしらね。
ぶらぶら歩いていると、実は結構いろいろと面白そうでした。
中で人が生活してるんじゃないかなって感じですよね。
実際に生活するとなるとどうなのかわからないのですけど、一ヶ月くらいこういうところで過ごしてみたら楽しいかな、なんて思った。ただし、嵐のときは絶対いろいろと厳しいと思うの。目の前には細いけれど、一応海があって、海抜ゼロメートル。遮るものはない。
真夏は絶対暑いんでね。ライトレールに乗るのがオススメ。あと、台北の松山文創区や、華山ほど人もいないんで、ぼうっとできるのがすごく良かった。
翌日、ライトレールに乗ってトコトコやったときのもの。後半、止まる寸前がピア2。私が中に入らなかったエリア。