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エクスパンシス

台湾。そこは災害の多い島。ホテルの災害報知器まで作動して中国語をしっかりとやろうと思った

日本は世界有数の災害の多い島国です。普通に暮らしていて災害にあうことがある。

私はというと、私があうのは台風ですね。10年に一度の頻度ですが数日間停電する。家の中でキャンプすることになるので子供は結構楽しい。

実は台湾も災害の多い島です。地震も多いよね、あそこ。台風も来るしね。

普段台湾に行っても、「漢字読めるしね」「英語ができる人に結構遭遇するし」「台北なら日本語ができる人にも遭遇するしね」というわけで、とりたてて中国語をやろうというモチベーションにはつながりません。なんとかなったね、片言の中国語で。というわけで、むしろ変な自信をつけてしまいます。しかも、みなさん、親切にしてくださいますしね。

しかし、今回は違った。2017年5月・6月の台北旅行ですが、結構、タフでした。ご機嫌でいたいのですが、今回はびびりました。本当にびびった。むすっとしていたわけではないのですけど、これと全く同じ状況に置かれて、終始ニコニコしていられる人がいたら、尊敬する。

やっぱり台湾の皆さんは親切にしてくださます。しかし、台湾に通うなら、中国語はもうちょっとできたほうがいいんだ、と思った。「しゃべれる」ではなくてむしろ「聞ける」そして「きちんと読める」。これが大切。

病院で診察を受けられる程度には英語ができて、中国語もそこそこできるようになれば、アジアなら鬼に金棒、だと思うんだ。

何があったのかって?おしえてあげよう。

62豪雨。濡れなかったけどね

これまでの記事でも「6月2日に台湾を出た」という日付を繰り返し、書いています。

なぜか?

こういう日だったから。

宿泊するなら、テレビのあるところがいいよ!天気予報が見られるから

62豪雨
62豪雨

これ、朝のテレビです。

これでひとつ思った。外国でのザッピングは面白いけれど、必要なのはニュース。特に気象情報です。

日本人ならなんかわかるよね。

「豪雨の恐れ」「山間部では落石・鉄砲水に気をつけて」

というわけで、宿泊するところの条件に「テレビ」をつけるべきなんだなって。まあ、テレビはラウンジにあるのでも構わないし、こういうときならきっと個室にテレビがなくてもラウンジのテレビは天気予報をしているところばっかり見ることになる。それは大昔のヨーロッパで学習済みです。

これ、きっと漢字が読めなくても気象衛星の絵を見たら「やばい」ということがわかると思う。(わからない人ならむしろ外国に行くなよ、という案件で)

それにしても、天気の話をしているのに、Android Payがどうの、って字が出るのが台湾だよね。

実際に空を見て、考えた。土地勘があったから濡れずにすんだ

もともとこの日は松山空港のコインロッカーに預けて松山空港の周辺、とくに富錦街あたりを探検しようと思っていました。

でも前の日にComputexに行かなかったもので、Computexのつもりだったのね。前々日に南港で荷物を預けられるのがわかっていたので、そうしたいな、というのが前日に思ったこと。

テレビを見れば恐ろしいことを言う。
6/2

けれど、実際の台北駅南側は濡れてはいない。(濡れた後はあるのだけど、乾いている)。

「今なら出られる」というわけで、松山空港に行くのも癪なので、南港にいきました。(松山空港はMRTの駅が空港に直結しているわけではありません。5メートルくらい天井のないところを歩くかな、と思っていたのですが、この点は記憶違いで実際には天井があった)

M8からならエクカレーターで地下に降りてそのまま改札までエレベーターかエスカレーターでホームまで降りられるし、南港展覧場駅から会場まで天井もあるし、ずっとエレベーターかエスカレーターで行けます。

これは「知ってるから」できたことです。もしも土地勘がないなら、私はおそらく松山空港に直行して写真を整理してブログ記事を書いていたと思うんだ。

安全第一。

本当に昼前に大雨になった

Computexを楽しんでいたのですが、建物内でもたまに雷が聞こえるようになってきました。「大雨だねえ」とは思ったのだけど、どんな大雨なのかはよくわからない。「確かに激しく降ってるね」とは思ったけれど。

お腹が空いたのでご飯を食べていると恐ろしいものがスマホに入ってきました。
6/2

これで「ほんとうにまずいやつ」なのがわかりました。あとで「記録的豪雨」とわかった。

SMSですらなく、「通知」。これはZenFone3なのです。ZenFone3は台湾のSIMではなぜかテザリングができなくて(日本のmineoを入れてるときはテザリングできる)、このときはSIMは朝ホテルを出る前にFOMA+mineo。Z5C (SIMは中華電信)からのテザリングでした。

が、Z5C(香港モデル)にはSMSすらきた形跡がなく、ZenFone3にはこんなのが表示されました。

さすが、ASUS、なのかしら。

13:15まで大雨・落雷。事実、会場の中にいても雷の音がします。

外はね。

6/2

どうします?

一応、ハズレとはいえ市街地でしてね。崖崩れはないんじゃないかと思うのです。

しかし。

私は松山空港に行きたいのです。上の写真に高架がありますが、あれは文湖線で松山空港まで連れて行ってくれます。

が。乗ったことがあればわかると思う。

文湖線は松山空港の周辺で地下に潜ります。基隆河は橋で渡るのではなくてトンネルで渡るから。

というわけで「水に強い文湖線」というわけにもいきません。

食べていたレストランでウェイトレス(というか女将)に「松山空港に行きたいんだけど、目の前のアレに乗ったら何分くらいで行けるかな」「うーん」相席していたおじさんが「まあ、40分。一時間見れば大丈夫」「じゃあ、この天気だし、もう少し早めに出るよ」(おじさん、ありがとう)

Computexではなくて南港展覧場の受付のお姉さんたちにも聞いてみました。
「松山空港に行きたいんだけど」
「文湖線はぐるっと回るから40分かな」「タクシー使ったらどうなるかな」「タクシーねえ。今日は嵐だから高くなるよ。500元くらいかかるし、嵐だから一時間くらいかかるかもしれないなあ」「MRTはバッジで乗れるし、MRTにするよ」

というわけで。15時すぎに松山空港に行けばいいと思っていたので、14時に南港展覧場を出ればいいのですが「何か」あるとアウト。松山空港は小さい空港で本数もすくないので、数時間止まっても割にすぐに(飛行機さえ到着すれば)定刻出発に戻るだろうと思いましてね。台湾のスコールはすっごい雨が降るのですが、やむときはスパッとやむ傾向があるし。

というわけでさっさと出ることにしました。(で文湖線は揺れてねえ、これが凄く心地良い揺れでねえ。酔う人はいるんだな、と思うけれど、私はとても気持ち良くすうううううっと寝てしまった)

松山空港到着は14時前だったのですが、まだANAの前の便のチェックイン作業をしていました。遅れたわけだ。

しかし、私の予想した通り、17時すぎのANAは定刻から15分遅れで出発しました。15分しか遅れないからね。

松山羽田

窓から見た基隆河です。堤防ギリギリまで行くほどではないのですが、濁流です。

「こういう都市なんだよね、台北って」と思うのでした。

台北に通うなら、正確に「今」の情報を収集できないと死ぬよ

台北はそれなりに災害に遭いやすい都市なのだとしみじみと思いました。ここに通うなら、情報収集能力は高いほうがいい。

また、日本語Twitterは情報がワンテンポ遅れていました。松山空港で別の便が離着陸をしているのを目にしているのに、「松山空港は離着陸しない」なんて飛び交っていましたから。何時間前の情報だよ。さっき私の乗るANAも降りてきたじゃん?みたいな。

少なくとも中国語で現地の情報を収集できたほうがいい。何を見るべきなのかきちんと認識しておく必要があるし、特に情報を「きちんと読める」必要があると思う。

つくづくそう思いました。

火災報知器の音で飛び起きたことはありますか

私、ここ数年、年間国内外合わせて40泊近くはしていたんです。2016年は30泊くらいだったかな、2017年も40泊行かないのではないかと思うけれど。それでも、比較的よくホテルに宿泊する人です。

で、訓練以外で火災報知器の音を聞いたことはありますか?

その昔、職員室が煙たかった頃、冷房をかけるので締め切った職員室で、タバコを吸う先生たちがおられると鳴ることが何度かありました。今思えば懐かしい。

それ以外に。ホテルで夜寝ていて、サイレンと自動音声の全館放送で叩き起こされたことはありますか?

私は一度あります。2017年5月31日のことでした。

夜、あまりよく眠れなくて、寝付いたのが午前3時前なのではないかな。そして、恐ろしげなサイレンで目が覚めました。何が一番恐ろしかったって、そのサイレンの後に流れる自動音声が何を言っているかが一切わからなかったことです。覚えのない単語の羅列・・・。

もう、悪夢としか思えなかったのですが、この音が「響いてる」のです。廊下か隣の部屋からも同時に鳴っているように聞こえて、「現実?」と。

本当に、本当に怖かった。廊下に出てみれば、みなさん、着の身着のままで出てきています。向かいの部屋の女の子にに”What’s happening?”と聞いても震える声で”I don’t know…”。よく見れば非アジア人だった。みんな階段を下りていくので、それについていくのです。駆け下りる人もいなくて、皆さん落ち着いておられました。

その間もずっと鳴り響きます。

もう、怖くて怖くて。

何人もの人に”What’s happening?”と聞いても皆さん”I don’t know”。

そのうちサイレンが止まって、フロントで”Safe. We are safe. Someone smoked on the room”。大丈夫だよ、部屋でタバコを吸った人がいたんだ、という説明がありました。

私は部屋に戻っても怖くてねえ。ガタガタ震えていました。二人部屋か三人部屋に入っていく女の子たちはほとんど抱き合うようにして入って行きましたよ。

もちろん、その晩はもう眠れるわけがない。翌日も台北の街を歩きながら泣きだしたほど、調子が狂いっぱなしでした。

翌朝、Computexに行く感じの方々も”Fire alert, last night….”とげっそりとした顔で話しているのが聞こえたりしました。

ただ、一つわかったのは、このホテル、ポッシュパッカーホテルタバコの煙で反応するほど、火災に対して敏感だということです。その点ではあそこはすごく安全。

実は録画していて、なんというサイレンなのかを伺った

実は私、着の身着のままとは言いながら、メガネをかけて、部屋のキーを引き抜き、台の上に乗せていたスマホを持って降りていました。なぜかスマホを持っていた。パスポートは持ってなかった。

「あ」と思って、録画したのです。

もちろん「降りながら」ではなくて、降りて外に出た後ね。

台北の街中は軒下を歩けるようになってますよね。私は建物の外に出て、軒下ギリギリのところまで出てから録画しました。

私ねえ、動画を再生するのはいいのだけど、音を出すのは嫌。あのサイレンが本当に怖いから。あと、動画にいろんな人が写っているので、処理する必要があるから出せない。

しかし、帰国後、中国語のできる方に聞いていただいたのです。

「ずっと同じことを繰り返してるね・・・発生した災害は収束しました。ただし非常口から出て指示に従ってください、みたいなことを言ってる」

火災報知器ではなくて、災害報知器だった。そして「災害が収束しました」なので、みんな落ち着いておられたのね。

確かに英語ができる方は多い。しかし、英語では不十分

だからなんですね。だからみなさん落ち着いておられたし、どなたに伺っても”I don’t know”しか返ってこない。

私は「このサイレンはなんと言ってるの?」という意味も込めて”What’s happening”」という質問だったのです。いわゆる「ナニコレ??」という質問。十中八九火事で”fire”と返ってくるだろうという予想の元で。

なんと言っているか聞き取れている人にとっては「(起きたという)災害はなんなの?」という質問であって、「知るかよ」という”I don’t know.”

パニクってる中で “What is this alert meaning?”(このアラートは何?)と正確に質問できなかったのは仕方がない。

中国語は「なんか読める」ではなくて、「きちんと聞き取れる」必要があります。「きれいに話す」必要はそれほどないけれど、英語がそうだったけど聞き取れるようになれば次第にしゃべれるようになってくると思う。

というわけで、姉御さん、本気で中国語を始めます。
ソースネクスト ロゼッタストーン 中国語
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