智積院(ちしゃくいん)にも行ってきた。ルートとしては、清水寺ー智積院ー三十三間堂。
このお寺は京都では新しいお寺で、江戸時代のものです。この場所は元は豊臣秀吉を祀った豊国神社の境内の一部です。豊国神社は別にあるんだけどね。
残念ながら、この日は何かの行事か何かでお庭などがみられなかった。
その代わり、いつでもどうぞというチケットをいただきました。
何を見たのかというと。安土桃山から江戸初期と来れば狩野永徳と長谷川等伯、少し降って俵屋宗達じゃないですか。そう、ここは長谷川等伯です。
ここに、長谷川等伯一門の、襖絵があるんですよ。絢爛豪華なのがだああああっと。
人が少ないから、長谷川等伯独り占めです。
じっくりじっくりと見るのだけど、ビルケンの単眼鏡は絵画に強いなと思ったわけ。
長谷川等伯の息子の描いた桜の、筆の跡が見えるような勢いとかさ。胡粉を盛られた花びらとか。
長谷川等伯が、千利休ー豊臣秀吉に好かれたというのもよくわかるよ。派手で、野趣ぎりぎりの生命力の表現は、秀吉好みだろうねえって。植物の絵なのにね。醍醐寺の三宝院でも長谷川等伯かな?というものがありました。
その後は、お堂をぐるっとみたりした。
韓国の王宮で、内側が極彩色に塗られてたのだけど、天平時代のお寺はきっとそうだっただろうなって思ったのね。
日本のお寺でもそういうところがいくつもあるのねえと思ったり。
きっと蓮の花が見頃の頃はもっとブワーっとなるんでしょう。また今度!
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