柴园 chái yuán
最寄りの駅は三元坊駅。ここは朝が特にはやいわけでもないのに、夕方が早い。それで、最後の日になるまで行けなかったのよ。
ここね、行ったらわかったんだけど、教育博物館です。

もともとここには清末期の道光年間に潘曾琦という人の宅園があり。それを光緒年間に柴安圃という人が購入して手を加えたので、柴園と呼んだんだそうな。それが50年代には盲聾学校になってたんですって。それを70年代から再度庭園に整備し直し、教育博物館にした、というものだそうな。
https://baike.baidu.com/item/%E6%9F%B4%E5%9B%AD/7483620
そういう場所だからか、入場無料でした。ただ、開いてる時間は長くないので要注意。

盲聾学校なので、その当時に段があったら大変だろうな…

落ち着いた場所で、人も少なく、もうちょっと長くぼんやりと過ごしたい…と思いつつも、これが蘇州最後の観光地だったからねえ。後ろ髪引かれた。

いいでしょ。独り占め。

教育博物館なので、中国古来の教育制度や科挙についても詳しかった。蘇州出身者で状元になった人の名前が歴代書かれてたり…すご。このエリアは「三元坊」だけど、「三元」ってね…郷試から全部ストレートでトップ、つまり状元になった人のことだって。きっと三元坊ってことは、「坊」は区域かなあ、三元になった人が住んでいたということではなかろうかと。知らんけど。

范仲淹は蘇州で学校を作ったらしいのよ。そういう話も。うん、仕方がないな。宋まで手を出さねばならんかな…いやいや…今は手一杯よ、周と秦と前漢と隋唐で(西安の予習)。
現代中国に関してはあんまり興味がないけど、この机と椅子は辛かろう…
