各国、持ち込めない医薬品に関して結構いろんな基準があります。
いっちばんやばいのは、中国(香港・マカオ含む)、台湾に違法薬物を持ち込むことだと思うなあ。死刑があるからね。
以前、報道ベースですが、香港にCBD製品を持ち込んだケースの紹介を以前しました。その後緩和されたという話は聞かないな…⇒海外旅行組は、CBD製品に要注意。シャレにならんことがあるよ!(最近CBD入りのシャンプーがドラッグストアで売られてるもんね、中華圏に行く人は要注意)
さて、2025年4月に、韓国が「アリルイソプロピルアセチル尿素」を含んだものの韓国への持ち込みを禁じたんだそうで。これね、鎮痛剤に含まれることが結構あるようで。それも生理痛で使われがちな市販の鎮痛剤で。
おれさま、関節炎で鎮痛剤が出てるんですよ。2つも。強いんだけど…生理痛には効かないみたい。
意外かもしれないけど生理痛は…他が痛すぎて意識が向かわないのかな。一日目と二日目は頭が重いので寝てればいいや、くらい。確かに、熱が出たときの頓服で処方されてたロキソニンを持ち歩いてたことはあったな。
ロキソニンで喘息を起こさなないけど、下し気味?なので、最近は鎮痛剤でカロナール、つまりアセトアミノフェンを出してもらってた。
つまりだな、熱を出すことは近年ないけど、もともと市販の鎮痛剤はそんなに使わないのさ(ドヤ
処方箋薬・市販薬の成分の探し方、市販薬の代替品の探し方について書きますが、あくまでも、患者としてそれなり経験値があるので、ご参考までに、くらいです。
もう一つ、韓国の「アリルイソプロピルアセチル尿素」規制に関しては、おそらく量というか濃度というか何か基準があるんでしょうけど、そこはよくわからない(使わない薬に入ってるものだから)という前提で。
あとねー、Googleは特に最近、AIが古い情報や間違った情報を引っ張ってくることもあるんで、やっぱり餅は餅屋なのよ。-aiとつけると、AIが引っ張ってくる情報を避けることができます。医薬品・法律・金融あたりの話をするときに、Googleに頼り切るのはあんまりお勧めしない。あれはあくまでもサイトを引っ張ってくるための検索エンジンにすぎないよ。
先にニーズは低いかもしれないけど、重要度というか緊急性が高いだろう話は処方箋薬の方だからそっちについて書くよ。処方箋薬なんかどうでもいいから、市販薬について教えてよ?という人は、下に飛んでおくれ〜。
処方箋薬の成分が引っかかるのではないかと心配な場合
ニーズは低いかもしれないけど、緊急性が高いのは処方箋薬、つまりお医者さんに出してもらう薬が引っかかるかな?というパターンかな。
お薬手帳に貼るやつや、「あなたのお薬です」の紙には成分まで出てるわけではないから。毎日飲んでいる薬に、この成分が含まれてて、○国には持ち込めないのでは?と心配になる場合は、検索するのが一番。
「くすりのしおり」で検索
処方箋薬に関して検索先としてお勧めするのは、くすりの適正使用協議会の「くすりのしおり」↓
・https://www.rad-ar.or.jp/siori/
ここは、製薬会社が集まって作っている、患者向けのサイトです。飲んでいる薬についてよくわからない場合に調べることもできるし。薬のページから英語のその薬のページの飛べるようになってるから、日本語ができない家族・パートナーと共有する場合にも便利です。
メインの、成分の検索だけど、今回話題になってる「アリルイソプロピルアセチル尿素」を「主成分」で検索すると出てきます。一件だけ。

クリックしてみると、このお薬に含まれてる他の成分も出てきた。

処方箋薬の場合は、濃度というか量というか、そこまでは患者向けサイトではわからないので。
今回、問題になっている成分が入っているこの薬は、多分長期服用を前提にした薬ではないと思うんですね。一番多そうなパターンは、風邪のときに処方されて、飲みのこしたのを、念のために持って行く、というパターンかな…知らんけど。
持ち込めなさそうな処方箋薬だとわかったら、医師・薬剤師に相談だ
ただし、長期服用を前提にした薬が、○国で規制されている!?ということは、大いにあり得るんですよ。なので、そういう場合はどうしましょ?
薬剤師の先生に電話で「こういう事情なんですが、どうなんでしょうか」と聞いてみても良いだろうし。いわゆる門前薬局の薬剤師の先生なら、処方なさった先生のことをよーくご承知なことが多いから「この先生ならこういうふうに伺ってみると良いですよ」とおっしゃることもあるかも。
でも一番は主治医の先生に「○国に行くけど、この薬は規制されてるようで持ち込めないようですが」と相談してみることだと思う。
「じゃあ、この薬を別のお薬に変えてみましょうね」とか「その国だと英文で一枚書けば問題ないと思います」で3000円くらいで書いてくれることもあるでしょうし。
代替薬がない場合には、観光目的の海外旅行は取りやめにした方がいいのでは?とか。
とにかく、主治医の先生とよーく相談してね!
市販薬の成分を検索して、代替品を探す方法
はい、ニーズが多いこっち市販薬について書きましょ。いつも使ってる薬の成分を検索したいなら、つ パッケージ裏 www
たださあ。おすすめする保管方法ではないけど、現実問題としてパッケージがない場合や、パッケージがバッグの中でボロボロになってるケースなどあると思うのよ。そういう場合には?
あと、代替品を買いに行くときにも、ドラッグストアに行っていちいち裏パッケージをみてその成分が含まれていないか探すのもアレよね。俺はまだ老眼じゃないけど…さ…いずれ行く道…(遠い目
おくすり検索
OTC医薬品協会の、おくすり検索 あたりでいいんじゃないかと思う。
・https://search.jsm-db.info/main2.php
「アリルイソプロピルアセチル尿素」を主成分に入れて検索だ。

そしたら出てくるのよ、ずらーっと。五十音順に出てくる。

市販薬の場合は、量も書かれてるから。クリックしたら出てくるよ。
これ以上の容量を持ち込んではいけないんだな、というのがはっきりしている場合などには、それで外していけばいいわけ。
この成分が含まれているものをぜーんぶ排除したいならば、ここに列挙されたものは排除すればいいわけで。
代替薬の探し方
代替薬を探したいなら、いつも使ってる薬と同じブランド、同じメーカーが安心かな?公式ページからいくつかピックアップして。上のリストと照らし合わせるのよ。そして、各薬の公式ページに排除したい成分が書かれてないことを確認すればいいよ。
ドラッグストアに目的の商品が必ずしも置いてるわけではないからさ。いくつか候補を挙げておいて行けばよろしいのでは?
出発までに時間があるけど、買いに行く暇がないならネットで注文でも良いだろうし。いくつか、主成分が鎮痛剤(一種類)というものをピックアップしておきます。当たり前だけど、買うときには自分でチェックするのよ!
アセトアミノフェンが良いなら、市販薬にも主成分に他のものが含まれてないのが売られてる。(買ってある。ワクチン用だった)
イブプロフェンがお好みなら、市販薬で主成分に他のものが含まれてなさそうなのがこれ。(私はもともとあんまり使わないのよね、イブプロフェン)
ロキソプロフェンがお好みなら、↓は市販薬で主成分に他のものが含まれてないと思う
アスピリン(アセチルサリチル酸)も、主成分に他のものが含まれてないのがあるねえ。