北角のメイソウ
笑いの渦に巻き込んでくれた、中国のパクリの「メイソウ」、ご存知ですか?一応、本当に日本に店舗も構えて、デザイナーか何かに「日本人」の「三宅さん」を迎えているようです。
北角をふらふらしていると、メイソウを見つけたので入ってみました。位置としては、北角のB1出口の近くの英皇道でしょう。トラムも見えてるしね。店内の写真はありません。外から写したものが一枚。

入ってみて驚きましたね。
これを笑える、のか。笑えるとすると、単純にビジネスセンスがないと思いました。
店内はダイソーよりお洒落です。色のない無印良品というよりも、むしろフランフランを意識してる雑貨ではないでしょうか。値段は100円均一というより、500円くらいからですから、ダイソーよりはるかに高価格帯と言えます。
日本監修みたいなことが書かれていて、日本がまだブランドになっています。国士さまはそれで気持ちが良いんでしょうけれど、私にはパクられるうちが花だと思いました。
名物・笑える日本語は、「奥深いアイクリーム」です。おそらくジェルクリーム式のアイライナーなのではないかな。もちろん買ってません。
水筒を買おうかと思ったけど、品質が疑わしくやめましたが。
このメイソウを笑っていられるのでしょうか。
このスピード感ゆえに何か既存のブランドを乗っ取る形にしなければ成立できません。この場合はユニクロ・ダイソー・無印良品・フランフラン、そして「日本」という信頼です。
だからこそ、香港も含めた広東省っていろいろと信用できないのですが。
この展開力を世界でされたら、どうなるのでしょうか。メイソウが日本の企業ではないことに気づいた中国の消費者はそれこそ日本に来、るのでしょうか。それこそ、品質次第なのでしょう。そして、気づけば「日本監修」みたいな字はなくなるのです。
私は熱湯を入れる水筒を買おうかと思ったので、品質にこだわりました。ほら、熱湯を入れているのに耐熱ガラスじゃなかったり、底が抜けたら大変ですから。
しかし、店内にあったどーもくんのアイマスクならどうでしょう。「日本監修」マークもあったんですが、NHKがメイソウに了承を出すとは考えられません。でも、アイマスクなら構わないじゃないですか。
近くにあるなら、おそらくそっちを買っちゃいます。それでイメージが上がっていけば、魔法瓶の水筒を買ってしまう。
昔聞いた、かつての日本の総合商社の機動力の話を思い出しました。今日本企業に欠けているのはそれなのですよ。
今、メイソウを笑えるのは誰なんでしょうか。