姉さん、海外旅行のホテルはagodaかhotels.comを使ってます。理由は先払いできることと、安いこと。
一方航空券は特典航空券を組み合わせることが多いです。単純往復だけではなくて、行きはANAの特典航空券の帰りで台湾発券を閉めて、帰りはDeltaの特典航空券(片道)なんてことをやったのが2019年の夏だったなー。
実費で航空券を買ったこともあるよ、そりゃもちろん。
LCCだったらそこの公式サイトから購入するし、キャリアならHIS系列のSurpriceを使いました。⇒今回はSurprice!で航空券をとりました
2020年以降ろくにでかけられなかったじゃないですか、みんな。それで、旅慣れした人が絶対買わない会社から航空券買っちゃって大失敗してる人たちを見るようになって、書いておくべきかなーって。
SkyscannerやGoogle Flightsの使い方
SkyscannerやGoogle Flightsで航空券を見るのは好き。
15日間ビザなし渡航が解禁されないかな。ってFUK-XIY(西安)です。遣唐使ルート!あら、お値段こなれてきた。

出てくる最安値の航空券を買うことはまずないんですよ。今回のこれも開けてみようか。

ご自身で乗り継ぎは構わんのだけど、ちょっと怖くない??FUK-ICN-ICNに、ICN-XIY-ICNを組み合わせてるのね。
旅程をもう少し詳しくみてみよう。

仁川の3時間乗り継ぎはいいとしても、北京乗り継ぎが大丈夫か!?入国もここでするんでしょ?でも、東方航空から東方航空の乗り継ぎなのでいいのかも。
ただし、ティーウェイの荷物の条件と東方航空の荷物の条件は一致してないでしょうし。帰りもジンエアーだから小さい荷物を預けることはできるけれど。それは私に多少経験値があるからわかる話。
🥝は悪名高いよ。
こういうルーティングにLCCの同日乗り継ぎがあって、しかもLCC同士の違う会社、とか、怖いルーティングがいっぱいあるんだから。
台風シーズンのチケットを事前に買うなら、LCCは外した方が何かと楽です。
今回出てきた日程とルートで買うなら、航空券は東方航空の上海乗り換え一択です。もちろん、西安到着が22時は嫌ですし。上海で浦東から虹橋に移動しないとならないのに4時間しかない…というのも怖い。でも、下の方にはこんなルートもある。

23時西安到着は嫌だけど!往復ともに上海一泊するルートが東方航空で出てくるから、それがベストです。
上の、虹橋使うルートですが、値段見てみましょうか。

最安値を出してきたところを外して、HISとHIS系列のサプライスで良いのよ。東方航空の公式サイトで値段を確認して、400米ドルで出てきたぞーという感じで。あ、エアトリは論外で。
こんな感じで日程と旅程のあたりをつけていくわけよ。大切なのは、6万円くらいで福岡ー西安便が出せるのでは!?ということです。
SkyscannerやGoogle Flightsの使い方は、「やすい時期の検討をつける」「ルーティングを探す」「公式サイトや日系旅行会社のサイトではいくらかを確かめる」です。
公式サイトが一番安いこともあれば、日系旅行会社のサイトが安いこともあるし。クーポン配ってることもあるから、必ずしも正確な値段は出ないんだけどね!
Surpriceは比較的安い値段で出してくるよ。⇒今回はSurprice!で航空券をとりました
LCCを使うつもりなら、基本直行便です。今回の場合のようにLCCをかませるならソウルで一泊ずつ入れて、時間的な余裕を。結果的にそんなに安くなくなるけど、ソウルも楽しめるんだもん、おお、これは新羅ルートだわ。
なぜ日系旅行会社で国際線航空券を買うの?
何か(欠航・ストなど)があれば、航空会社から購入した航空券は、何かあったらそのまま航空会社と交渉します。旅行会社を使った航空券は旅行会社経由で交渉します。
だから買うべきところの第一位が航空会社の公式サイトになるのはわかってもらえると思うけど、必ずしも最安値とは限らない。なので旅行会社も考えるんだけど、なぜ日系なのか。
ホテルは総額は結構な額になっても、同じホテルにずーっと留まり続けるとは限らないから、あんまり問題はない。いや、そりゃ大変だろうと思うけれど。
だから、比較的やすい傾向にある、agodaやhotels.comを使うのね。これまで問題なかった。
ところが国際線の航空券は、一本が結構な額になっちゃうし、欠航はそれなりにあるのよ。
だから何かがあったとき、誰と交渉するのかって問題になるわけ。サポート体制の問題とも言えるわけよ。
航空券でも、海外国内線(変な言い方だけどさ、要するにアメリカ国内線みたいな話よ)や、国際線でもEU域内線のような便なら欠航して自分で建て替えることになっても、そこまでの金額にはならないから(まだ)良いんですよ。私もKKdayさんにユニーの花蓮ー松山便のモニターをさせていただいたことがあるし、あのルートユニー以外のところから購入することがそんなに問題がある行動とは思わない。そんなに台風の多い季節でもなかったし。
しかし、特に日本と海外の往復の便はどうしても高くなるでしょ。
もしくは、海外発券で日本行き往復便を組み合わせて遊ぶ場合も高くなるよね。ただ、そういう人たちは悩んでこのページを見ることはないわね。
いずれにせよ、航空会社から購入した航空券は、何かあったらそのまま航空会社と交渉します。旅行会社を使った航空券は旅行会社経由で交渉します。
なので、特に日本発着便を旅行会社経由で買うなら、サポートが比較的手厚い日系の旅行会社で買うのが良いということ。ただし、日系旅行会社を噛ませるのが正解とも限らない。
海外便(つまり日本をからませない便)なら航空会社から直接購入するのが良いよ。ヨーロッパ系はかなりストを打つので本当に要注意。それも、会社に最もダメージを与えることができるかき入れ時を狙ってやるから。そういうときにサポートが薄い旅行会社で買うと大ダメージよ。
ストは労働者の権利だから、日系の航空会社も旅行会社もストすりゃ良いと思うんだけどな。生産性が上がるよ。
サポートの薄さが安さの秘密
旅行会社を経由して購入した航空券は、旅行会社を経由して返金手続きをするのが原則だけど、ところがExpedia系列(航空券を売ってるのはExpedia)もBooking.com系列(航空券を売ってるのはagoda)もTrip.com系列も、日本語サポートが(あまり)期待できないわけ。人によるよね。
このサポートの薄さが、航空券の安さの秘密でもある。英語サポートもフィリピン英語インド英語のきっついのは、私には聞き取るのが大変なのよ。
だから、英語でガンガン交渉しちゃう姉さんでも、こういうところでは航空券は買わない。なお、HSK5級(上から二番目)レベルでは中国語での交渉はできません!!
でも航空会社の交渉担当がすっごくなまりのきつい英語の人で…ということもあった。ほんと、そういうときに頼りになるのが英語ネイティブの友達ってもので。
海外OTAは日本の旅行業法の外にある
これら海外OTA(=Online Travel Agent、つまりインターネット上だけで取引を行う旅行会社)は日本の旅行業法によるものではないというところに大きな問題があります。
日本の旅行業法では、消費者保護のためにいろんな規制があるよ!
https://www.mlit.go.jp/kankocho/shisaku/sangyou/ryokogyoho.html
また、潰れた場合にも、日系の旅行会社ならその会社がJATAやANTAに加入していれば、旅行業協会から、倒産した会社に対して、「弁済業務保証金」が支払われるので、その保証金の範囲内での返金を受けられる場合があるよ。
てるみくらぶ事件では1.9%しか返してもらえなかったっぽいけどね。完全泣き寝入りよりマシじゃない?
https://www.travelvoice.jp/20190314-127731
ところが、こういう海外OTAはこの規制の外にあるんだよね。
日本発着便なら、国民生活センターの越境消費者センターの助けを借りることができるかも。彼らはいろんな情報を持ってるから相談してみることはできるかも、と思います。
欠航したら、とにかく航空会社に欠航証明書(certificate of flight cancellation)を発行してもらおう。サーティフィケイト!サーティフィケイト!って言えば、グランドさんはわかってくれるんじゃないかなー。
なお、欠航のときの交渉以外で一番よくトラブルを聞くのが、Expediaの、苗字と名前を逆に書いて発行しちゃって、乗れなくなっちゃったケース。これはもうシステムの問題じゃないかと思ってる。苗字が先のアジア圏で集団訴訟でもしたほうがいいんじゃないかと思うんですけれども、姉さん、買わないから。