カンマーアムアッタゼー(アッター湖のそばのカンマー)という所に連れて行っていただきました。
ここへは、ザルツブルクからの帰りです。
⇒ザルツブルク もくじ
「ここはずっと駐車場だったんだけどな。なんかいきなり駅になってるし・・・」
だそうです。
ようやく見つけた駐車場の近くの野バラ。
ヨーロッパって、道ばたに咲いているのが野バラ、というのが多いのよね。「わらべはみたーり、路傍のばーら」ところが、「のばらはみたーり、」と歌い始めてしまうのだ。私は。
そして、見よ、この透明度。
これね、駐車場の近くというか、なんというか、ですよ。
「グムンデンなんて目じゃないじゃん」
「そうよ。あたしたちきょうだいはここで泳いで育ったんだ」
やっぱりここにも湖に張り出したデッキつきの別荘多数。
「うらやましいったらありゃしない」
「この近辺に住んでたこともあったんだけど当時の彼氏と別れるときに出たのよ」
「男を叩き出すべきだったよ」
「卒業したばかりで家賃が払えなかったの。残念だったわあ」
生意気な白鳥二羽。子どもの近くで奴らがぷかぷかしていることも。
水着がないのが残念でした。
「足だけでも水につけたい!!!!」
「滑りやすいから気をつけて。落ちちゃダメよ!?気温も低くなってきたし」
つ、冷たかった・・・。私には泳げません。
ザルツブルクでは30度くらいあった気温が一気に下がってきました。
「明日は嵐が来るよ。あーあ、明日はあんたをハイキングに連れて行くつもりだったんだけどな」
「・・・もう十分ハイキングした」
「は?ひょっとしてザルツブルクとハルシュタット歩いただけだけどそれのこと!?」
「それのこと」
「だめだめだめだめ。オーストリア人というものは、山に登るんだよ」
「アノ山ですか!?」
「アノ山です」
岩むき出しのごつごつした山を指しました・・・
「怖い」
「怖くない。あんたあの恐ろしいケーブルカーで平気だったじゃん」
「山道の方が怖い」
「ケーブルカーの方が恐ろしい」
「しかし、明日は、」
「嵐が来る」
「幸いにも、」
「残念なことに。あんたはミュンヘンに行きな」
グムンデンと比べても、こちらは観光地化されていないようです。少し庶民的。それでも別荘地はきっと高いだろうなあ。