奈良と言えば東大寺?
実は、西大寺もあります。今でもある。大仏はない。「西大寺」は地名になってる。
秋篠寺
さて、今回奈良で初めて行くお寺はここ、秋篠寺だけです。久々に行くなら〜みたいな感じで、大きなところを巡った。
「秋篠宮」はこの「秋篠」という土地から。
薬師寺のところでも育ったんだけど、壁が無残なことになってしまって。
何はともあれ、中に入ると、こういう森です。
庭園というよりも森。ちゃんと手の入ってる森ですが。紅葉すると見事なことになりそうな。
この森部分に入るだけなら無料です。お堂もみたいから、拝観料500円を払って、お堂のあるところに。
これまでのお寺が京都の中でも大寺院ばかりだし、奈良でも唐招提寺含めて、大寺院にしか行ってないのでちっちゃいなーって思うけれど、もちろん大きなお寺ですとも。
拝観できたのはこの本堂。国宝です。鎌倉時代の建物。
ここの本尊はちょっぴり変わった美人さんと言われたけど、確かに薬師如来さんはもちもちたぷたぷしてた。ひょっとして、伎芸天を見てこいということだったんでしょうか。
八所御霊神社
さて、別の門を出ると(どのみちさっきのバス停に戻るんですけど)、小さな神社がありました。
秋篠寺の守護神社の八所御霊神社です。
じ・つ・は。京都で行ったところが、なぜか怨霊を鎮める系の神社が多かったんですけども。
平安初期の人が一番恐れたのは早良親王。桓武天皇の弟で、一度は太子になったけれども、事件に巻き込まれ廃位されて流されて途中で憤死。その後疫病の流行その他があって、祟りと恐れられた。菅原道真パターンですな。平安時代の怨霊といえば、早良親王・菅原道真・崇徳院。
その早良親王を祀ってた。他にも橘逸勢・藤原広嗣とか怨霊になったとされた人たち・・・。
引っ張られたなあ、というよりも、それだけ奈良や京都の人たちが彼らを恐れ敬ったということなんでしょうね。
なお、吉備真備も祀られているよ!
って、そもそも、秋篠寺が、光仁天皇(桓武天皇)が、皇后の井上内親王(聖武天皇の皇女)と息子の廃太子他戸親王が幽閉先で死んだ後の祟りを恐れて建立したんだったかな・・・。
・秋篠寺
拝観料:500円
御朱印:300円
近鉄大和西大寺駅よりバスにて往復しました。