ヨーロッパって各都市に「カード」があるのです。
ウィーンカードとか、ザルツブルグカード、とか。
でも、本当に使えるのか計算した方が良いですよ。東京でもいちいち一日乗車券を買ったりしないでしょ?
○○カードはたいてい24時間もの
これを購入すればトラムやバスが乗りたい放題、そして美術館などで割引があるのです。
日本の「一日乗車券」とは違い、大抵時間単位でカウントしていきます。なので、午後到着して一泊し、翌日の昼に出発するという場合に24時間乗車券を使って夕方から夜、そして翌日の午前中の観光に使うことができます。
面倒なのでこれを購入することが多いのです。ただ、最終的に計算すると割高だったな、ということもあります。旅慣れるとその辺の感覚がわかってきます。割高でもいちいち慣れない小銭を取り出さずにすむので、その面倒臭さが軽減された代金だって思うことにしています。
ウィーンの場合
ウィーンの場合、トラムなどの乗り放題チケットと、72時間の乗り放題チケットに美術館などの割引のついたウィーンカードの二種類があります。乗り放題チケットは乗り放題チケットで別にあって、美術館などの割引カードとは別に選択できるようになっているのが非常に良心的だと思いました。
フリーパス(乗り放題)
・24時間フリーパス 7.10ユーロ
・48時間フリーパス 12.40ユーロ
・72時間フリーパス 15.40ユーロ
です。
他にも割引システムはあるのですが、一人旅なのでフリーパスかウィーンカード以外の選択肢はありません。
ウィーンカード
72時間フリーパス&美術館などの割引 19.90ユーロ
差額は4.50ユーロです。大したことはないですね。
ウィーンカードでの割引を「地球の歩き方」で調べると、美術館などの割引きは大抵1ユーロか2ユーロです。ということは5施設以上入場する予定なら使うべきですが、それ以下の場合はまず気にする必要がなさそうです。
私の場合、そんなに時間がないので現地ツアーを購入しようかなあと考えました。だったらただの72時間フリーパスにしようと考えていました。
実際には現地ツアーを購入しなかったのですけどね。
なんだかんだウィーン到着。
ウィーンカード(ゔぃえんかるて、と発音する)にしようか考えたのですが、ホテルで聞くと、西駅のタバコ屋で売ってる。キャッシュのみ、という話だったので、72時間カードにしました。
あら、ぼけてた。でももう捨てちゃったのよね。ぼけた写真で勘弁。
ただの紙切れ。これをがちゃんとスタンプを押して使用開始します。
これ、ウィーンの場合は正解でした。
⇒72時間カードを使って、ウィーンをぶらぶらしたのは正解だった
ミュンヘンの場合
帰りのルートはミュンヘンーコペンハーゲンー成田です。(これをオタクはMUC-CPH-NRTと書きます)
コペンハーゲンは残念ながら時間がなくて市内に出られないのですが、ミュンヘンは一泊します。ミュンヘンも調べておかなければなりません。
一泊だし、夜だけかもしれないのでその都度買おうと思い、調べませんでした。
今回はKindle版の「るるぶ」にしたのですが、こういった情報量としては「地球の歩き方」の方が遥かに多いですね。
地球の歩き方 A15 南ドイツ フランクフルト ミュンヘン ロマンティック街道 古城街道 2019-2020
トラム中心ならキオスクを探せ
ヨーロッパのトラムは車内で購入するときと事前にキオスク(小さな商店)などで購入するときと値段が違うことがあります。「歩き方」で調べると、どうもウィーンもそうみたい。
トラムの一回乗車券は2.20ユーロ(事前に買えば2.10ユーロ)です。つまり、72時間滞在するとして、トラムだけなら8回は乗らないと元が取れません。これならなんとかいきますね。48時間なら6回。24時間なら4回です。24時間ならどうかわからないレベルです。観光名所の近くのホテルをとっていれば徒歩で行けるじゃないですか。
「いちいち小銭を出さずにすむ=スリ対策」と思って私は乗り放題カードを購入するようにしています。でも、事前にキオスクで何枚か購入しておいて、それを鞄のポケットにつっこんでおいて一枚ずつ使う、という使い方でも良いのですよ。
実は、欧州にいた頃にそうしていて、スーパーで一度に10枚くらい購入しておくのです。そうして一枚ずつ使っていっていたのです。留学生仲間にはサトコカードと呼ばれていて、「サトコカード頂戴」「はい。1ユーロ75セント」とみたいにスーパーでの買値で渡していました。
ミュンヘンはそうではないのかな〜。結局、現地でも良くわかりませんでした。