とある香港女子のおすすめだという、球哥燉湯(Souper Authentic)に連れて行ってもらいました。連れて行ってくれたのは九龍女子で、すすめてくださった方は別の方です。
外壁の修理中なのでしょうか、いいねえ。竹の足組!竹!竹!ああ!香港に来たなあ!って思いました。最高だ。
港女に選んでもらったのがこれ。
「ここはやっぱりスープなんよ。あんさんも喘息よね、どうよ?やっぱり苦しいん?」「いやまあ、香港の方が東京よりも空気は汚いよ?でも湿度も気温も高いんでねえ、結構快適に過ごしてる」「でもまあ、梨や。梨にしとき」というわけです。
なお、このアネキも喘息っ子でね、実はサルタノールがおそろでした。
港女はこんなの。なんだったけかな。
「これはナ、大きな鍋に水を張るやろ。その中に具材を入れた小さい土鍋を入れンねん。それで大きな鍋に蓋するやろ、そしたら蒸気が土鍋の方にはいって汁になるやろ」というふうに作るんだとか。
私の梨の味は薄味で、滋味深い。本当に滋味深い。しばらくぶりに会った古い友人と互いの家族や知り合いの話をしながら一緒に飲むのにぴったりです。
商品名は出さないことにしようか、まあ、MSG、アジアを席巻するグルタミン酸ナトリウムを使ってないお店なのではないかと思います。香港島側だわねーって感じがしますね。
他のところでも食べているので、我々はスープだけなのですが、その他にもメニューはあります。
ところで、いわゆる広東スープというやつ。日本人的にはかなり薄味です。私はかなり薄味さんで、実は地元では基本外食をしません。外食ができないと言った方が良いかな。味が濃すぎてちょっとつらい。そんな私に取ってもかなり薄味に感じるのです。
また別の香港女子に連れて行ってもらったところで広東スープ出してもらったことがありまして。「広東のお母さんは、ずっとこれを煮込んで家族が帰ってくるのを待ってるんだよ」という話を伺いながら飲んだですが、なんか味気ないんです。化学調味料が少ないんだな、というのはいい感じなんですけど、何が足りないんだ、と探しているとやはりこれだ。塩。
台湾料理もその毛があるんですけれども、香港は化学調味料をぶちこんでなかったら塩気が足りない。
逆に私はヨーロッパでは基本塩分高めに感じるんです。
で、港女に聞いてみた。
「ねえさ、あんた日本に来たことあるじゃない。どうよ、塩っぱく感じない?」
「そうよ!めっちゃしょっぱいの!」
「だろうと思った。私ねえ、香港でも台湾でもあとちょっと、あとちょっと塩気が欲しい。で、ヨーロッパではしょっぱすぎる」
「じゃあ、これも?」
「冬はそんなに塩分欲しいとは思わないんだけどね、夏に来ると汗かくじゃん、私。だから実は最近は塩を持って歩いてる」
香港女子、大爆笑です。
結構明るい店内だし、新し目なので入りやすいんじゃないかと思います。エリアは上環。ただ上環と中環の境目ではないかなー。