「観光地化」を進めるということ | 姉御の一人旅ガイド
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「観光地化」を進めるということ

観光業界を守るために、国内旅行をしましょうと言われても逡巡してしまう体力の持ち主ですが、ここまで安くなると行っちゃう。⇒愛用してるJALダイナミックパッケージは航空券+ホテルの組み合わせ。

旅行する場合には、自分が無症状感染者であるという前提で行動するべきかな。撒き散らさない・感染しないようにする努力を続けて自分を、そして誰かを守りましょ。

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観光地化を進めようとする地方自治体、そして国を見ているとこの人たちは観光地に行ったことがないんだろうな、と思います。

私が愛してやまない観光地は香港です。行く度にかわる香港。「見ておかねば」という気分になります。ただし、あまりにエネルギッシュな都市なので、調子の悪いときに行くとエネルギーを吸い取られます。(台北ってそれがない)

アジア通いが続いていて、夏にヨーロッパに行って感じたことが一つありました。

つくづく「観光地」というものは後ろ向きな発想だと感じたのです。
美術館などばかり行っていたのもありますが、ウィーンでは何でもかんでも「シシー(皇后エリーザベト)」「アマデウス(モーツァルト)」です。もう二人あげるならばフランツ・ヨーゼフとマリア・テレジア。

ウィーンって先祖の残したものを切り売りしているのです。
それはそれは魅力的な遺物ですよ。私は四年かけてラテン語を学んだ程度にはヨーロッパに詳しいし、古代ローマのナントカは学部時代の副専攻の一つです。多くの人よりは歴史、特にヨーロッパ史に興味がある方だし、学んだ方です。美術館を回るのも好きです。

特に美術史博物館では本当に満足しました。

それでも、なんて後ろ向きな土地なのだろうと感じたのです。これ以上発展することのない、過去の栄光の残滓で食いつなぐ都市です。

発展すること、それがすべてだとは思いません。
しかし、活力もなければ、将来性もない場所だと感じました。

ただし、「過去の栄光=ブランド力」なので、そこでかつては日本人が、そして今は中国人がいろいろ買いあさり、箔を付けようとして失笑を買うのです。

観光地化するということはそういうことなのです。

その場所に将来性があるのですか?将来性があれば、成長途中の若者のように人は吸い寄せられます。そういう「観光地」はごくわずかです。香港はそういう場所です。ピークを過ぎたとはいえ、ニューヨークの吸引力は凄いですよ。日本で勝負できるのは東京(それも23区内)のみ。
そうではないから、観光地を目指すのでしょう?日本の「観光地化」というのはそういう、後ろ向きなことでしょう。そういう場合、過去の遺物を切り売りすることになることがわかっているのかなと思うのです。

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