海外で病院に行ったことはありますか?
私はあります。頭が割れるように痛くなってしまって、もうくらくらしちゃって。
アメリカ留学の当初でした。時差ぼけと睡眠不足のダブルコンボだったんです。さらに言えば、極寒の地でしたからね。氷点下の世界です。次に尾てい骨が痛くて痛くて歩けなくなっちゃったんです。(今思えば、あれは座骨神経痛だよ)
母校からの派遣という形だったので受け入れ大学が保険もかけてくれていました。おまけに有名大学だけあって、大学病院だけでなく、大学人用のクリニックがありました。
ナースによるトリアージがあるんです。ERの世界です。
「受け付け」という形ですが、ナースがどういう患者なのかを見て、科や緊急性などを勘案するのです。あと、病欠証明書も出してくれます。
そこに薬局もあってそこで薬ももらいました。ほら、アメリカ映画に出てくるオレンジのボトルに入ってる薬のボトルがあるでしょう。あれ。地味にうきうきしましたっけ。
というわけで、私の場合は大学が保険もかけてくれていたのでほとんど持ち出しなしです。確か、何ドルかそこらは払わなければならなかったような気がするのですが。
地味に必要なんで、海外旅行に保険はあったほうがいいです。
もし可能ならば、病院に行く前に日本の保険会社に連絡しましょう。もしも同行者が自分で確認できないような状態だったら、確認してあげてくださいね。というのも、再度病院に必要書類をもらいに行かねばならないかもしれません。
サバイバル英語
当時は2005年です。タブレットとかスマホとかがない時代でした。電子辞書を持っていたのでそれを活用しましたよ。
重要単語
・Pain(痛み)
・Headache(頭痛)
・Through up (嘔吐)
・Tailbone(尾てい骨)
・Asthmatic (喘息患者)
・dehydrated as a result of stomach sickness(腹痛による脱水症状)
・Pain killer(鎮痛剤)
既往症があれば、それをきちんと言いましょう。私の場合は喘息持ちなので使うべきではない薬が出てくるので必須です。
I have an Asthma.
(喘息持ちです)
はトリアージでは言わねばなりません。ぶっ倒れたときのために、イミグレ以外ではパスポートにASTHMAと書いた紙を挟んでいます。
最悪の場合、痛い場所を指差して顔をしかめて「ペイン」というだけでなんとか通じます。そういうことができるうちに病院に行きましょうね。
大病院ならひょっとすると日本人通訳がいる
倒れてしまう前に病院に行きましょうね。その大学病院では、医者が面白がって「あんた日本人ね。これ使ってみ」と電話を渡してくれました。「あんたの英語は十分なんだけど、こういうものもあるから安心して」と言ってね。電話の先には日本人通訳がいました。でもまあ、とんでもなくつんけんした人で気分の悪い私は医者に「ごめんなさい。この通訳の人私に怒っててますます気持ち悪い」とお断りさせてもらったのです。
そこで知ったのですが、いわゆる湿布ってないんですよ。なんか鎮痛剤を飲んでおしまいらしいです。
それでなんですよ。サロンパスを持って歩くようになったのは。
粘着力が強すぎるんだけどね。アジアでは見つけやすいサロンパス。
ヨーロッパではどうなのかと、オーストリア女子に聞いてみたのですが、女子は塗り薬を使うんだと言っていました。