「香港女子」「港女」「アネキ」とひとくくりに書きますが、複数おられます。
そのうちの一人は敬虔なカトリックのクリスチャンです。
私のリクエストが「観光客が一人で行きにくいところ」という無茶振りだったので、アネキ、カトリックの宗教施設に連れて行ってくれました。
出そうか出すまいか迷ったのですが、まあ、ハイキングコースだし、というわけで少し出します。もう少したくさんいろんな施設があるのですが、それは割愛してわずかに。
MTRの沙田駅からタクシーで山を登りました。この山は「道風山」といいます。タクシーで登ろうとすると、結構乗車拒否されます。だって近いんだもの。
上に上がって、ずずっと奥に行くと「聖殿」というこんなのがあるんですよ。
見よ、中華文化とキリスト教のミックスぶり。
アネキの知り合いに会ったり(この子日本人、というような感じ)、アネキは結構ここに出入りするわけです。なので、ここまで入れた。
アネキ曰く、「カトリックではない人を排除している場所ではない」と力説されました。ただし、ここはセミナーを行う場所があったり、神学校があったりするもので、観光客が団体でワイワイやっていい場所ではありません。
さて、ハイキングコースに戻ります。
「お猿に注意!」
ハイキング中なのか、何人かの人にすれ違いながら「生命の門」をくぐります。
その先にあるのが、巨大十字架です。
80年代の沙田を舞台にした「點五歩」という映画があるのですが、高校生たちがここまで走って登ってきます。(映画そのものはクソ。)
この十字架のところからの眺めです。
霧ではないの。PM2.5・・・。1月の香港がどれだけ汚染されているのか。実は私は目が真っ赤になってしまいました。
さて、降ります。今度はタクシーではなくて徒歩です。
左のステッキの方はアネキではない。ですからハイキングコースなんですよ。
そして、こんなお屋敷〜。
と思ったらアネキ「・・・降りるところを間違えた」というわけで少し登って(苦しかった)、帰ります。
こんなところを通って、そう、ここは沙田駅。
実はその前にバラックのようなところを通ったので「通っていいの?」と聞くと、「いいの」とアネキはいいましたが、アネキ、沙田の地元民ですからね。
何度も言いますが、信者やジモティーなしでずかずかと入り込むことはおすすめしません。香港在住ならまだしも、一介の観光客がふらっと行っていいところではない。
確か沙田駅の反対側に行ったのだったかしら。こんなところもありました。
なんか古めかしい。ひょっとするとここも古くからの(英国植民前からの)一族の住まいなのかもしれません。
実は沙田、別の山には仏教施設もあるようです。土地の少ない香港、お墓もありますが普通の都市生活を送る方は納骨堂を使うのです。その一つがあります。