韓国女子ははじめは両親の家に泊まれ、だったのですが、次にホテル行こうと言い始めました。
「あたしが持つからさ」
それは悪いじゃない?
「半分もつから安心して」
アジアレイクサイドホテル
韓国女子がチョイスしたのは「アジアレイクサイドホテル」というところでした。
ダム湖のほとりでいい景色。奥に見えるのは絵でもなんでもなくて、湖のむこうです。
私たちの部屋から。
山の上でバスも止まらないので車が必須なリゾートホテルなのです。
韓国女子は車を持っていないらしいので、アッシー君がいたり、タクシーを使ったりしました。二回に一回くらい私が出すから、アッシー君はやめて欲しかった。
朝食会場で韓国女子は
「あの一団、どうも結婚するみたいだよ。結婚式の前に顔合わせをするみたいだね」
とか。
そういう感じで使うリゾートホテルらしいです。
室内
なんと化粧水と乳液までありました。化粧水と乳液は使ってませんが、バスアメニティは心地よい香りのものでした。
ぺらぺらだけど、一応バスローブがあります。むしろ、浴衣っぽいかな。バスローブって水を吸わせるだけなんだけどな。
歯ブラシはないので、持参。
困ったのはスリッパが使い捨てタイプではなかったことです。持ってくるのを忘れたので、そのままビニールのスリッパを使いました。
撮影してませんが、テレビの近くにUSBで充電できるようになってました(iPadとかカメラは充電できませんでした)。
テレビは国際放送がなかったのが問題かな。
充電
調べたらどうも韓国はヨーロッパと同じ形らしいので、ウィーン空港で購入した充電器を持って行きました。
正解でした。
USBケーブルを挿して充電するところもあったのですが、それは韓国女子が使用していました。
へんてこな日本語・・・
それにしてもへんてこな日本語がたくさん書かれているホテルでした。
ここに極めつけがありました。
環境保護の為につかいすてのかやりに洗面道具(はみがぎ、はみくすり、がみどり、シスンク)をなえて販売しております
ってなんじゃこりゃ。
「かやり」??使い捨てのかやり??
「はみがぎ」ははみがき、「はみくすり」はマウスウォッシュかなあ。「がみどり」はかみそりかな。
「シスンク」もわかんないなあ。
なんだか「かやり」という音がツボにはまってしまいました。
中華圏の間違い方とはまた違った韓国の日本語の間違い方です。
それにしても日本人客はいないようです。
香港の謎のロッジですら日本人のおばさんたちがいたのだけど。
こんなに日本人を見かけない旅は初めてです。
出るんです・・・ジネが
窓からの眺めも素晴らしいのですが、一つ問題がありました。
二晩目に出たんです。幽霊でも、Gでもなくて、ムカデが。
バスルームのシンクに大きなムカデが入っていきました・・・。きゃーって飛び出しました。
どうする、どうする?
韓国女子はアッシー君の一人と二人で飲んで、アッシー君に迎えがきてから吐いたんですよ。ムカデの出たトイレで。
二度吐いてすっきりしたようですが、まだぐったり。
「あんね、あんね」
「・・・何騒ぐの?」
そもそもムカデってなんて言うんだ?英語で。発音できんぞ。そもそも、この人も単語を知ってるか不明だ。英語の先生なんだが、正直私の英語力よりも下じゃない?という人です。
ビバ、Google翻訳。
ムカデ=Jine
「あんね、あんね、jineが出た!」
「・・・!は?jine!?」
「うん。シンクに入ってった」
「・・・ほんとに?あたし、今まで二回しか見たことない」
「あたし、もっと見たことあるよ。間違いない」
「ね、フロントに行って薬まいてもらってよ」
「でも、なんて言えば良いのかわかんない。ここ、英語通じないっぽいし」
「・・・いっか」
「・・・いっか」
そういや、ムカデってペアでいるんだっけ。
ゴミ箱の近くにゴムかS字フックのようなものが落ちていて、なんでこんなとこにS字フック?そもそもなんでS字フック?と思っていたのですが、いいやと放ったのです。薄暗い部屋の影になっているところだったのでS字フックと思っていたんです。
ひょっとして??
「S字フック」、ありません。
「・・・ねえ、あんたさあ。ゴミ箱の近くにS字フックが落ちてたの知ってる?」
「??」
「S字のものが落ちてたけど、あたしゴムかS字フックかと思って放ってたのね」
「で?」
「今、それがない・・・」
「ってことは?」
「多分??」
もう一度、きゃーーー!です。
正に真夏の夜の怪談です。
こんな高さに見えますが崖に建ってるホテルなので、地上階なのです。
自然の中のホテルなので、仕方がないです。
ムカデの方も、きゃー!だったかも。
どうも韓国女子、その話をフロントにせずに出たみたい・・・・
ツインルームは一泊148000ウォンでした。