Computexへ行ってきました。
⇒2017年のcomputex。申し込み・ホテルの予約・バッジの受け取り・そして各会場について
第一日目はInnovexに行きました。
場所は、世貿。WTCです。101の近く。
いくつか面白商品を見てきたのですが、輸入業者さん、いがかです?
私がUPQ式に輸入して、自社ブランドにして、Amazonあたりで売るのもアリですが、どこまでリターンが見込めるかわからないしな・・・ノウハウないしなー、というわけで、少なくとも今回はパス。
来年以降は、事前リサーチ次第ですかね。あと、経済的な余力。どれだけあったらできるかなあ・・・。
もしもこれをみた輸入業者さん。輸入することになったら教えてください。ぜひ私にレビューさせて。
荷物になるのでリーフレットはほぼ全部処分して帰国する予定です。
名刺をいただいている場合は、そこにメアドなどもあるのですが、HPのアドレスがあったら割愛しています。担当の方の名前は・・・流石に出すのはやめます。
Personal Mini Air-cooler
ここ、名刺をいただいたのですが、どうもコンパニオンのお姉ちゃん個人の名刺だったようで・・・。お姉ちゃんの写真もないんでそれはパス。
リーフレットによると、ナノフィルターがあったり、省エネ設計、持ち運びしやすく、negative ionsで健康に良い、そうですよ。negative ionsってあれか、マイナスイオンか。
それよりも面白いなと思ったのは、ここのディスプレイの仕方です。
置いてあるの何かわかったでしょうか。アロマオイルです。
ああ、アロマリリューザーも兼ねられる、ということ。
アロマリリューザー兼持ち運び式のクーラー、というよりは、まあ、送風機ですわね。
HPのアドレスはいただいていないな。仕方がない。書き写しますか。
台湾公司
- 金瑞特企業有限公司
- 新北市三重區龍濱路130號
- tel +886-2-29762598
- fax +886-2-29730220
大陸公司
- 深圳吾迪科技有限公司
- 深圳市寳安區35區安華工業區二號軽工廠房五樓(504)
- Tel +0755-27967877
スマホにつける360度カメラ
スマホグッズは多かったです。まあ、確かに面白いよね、と思ったのは、スマホにつける360度カメラです。
スマホにくっつけると、目玉のおやじっぽい!!!
実際に動かしていただきました。
充電に使うマイクロUSBポートがありますよね。あれを使うんですよ。
そうすると、機種によっては、下にあったり、横にあったりとするんだけどなー、と思ったらこのスマホはお尻にあるわけで。
そうすると、アプリがひっくり返ったままなわけで、この機械そのものは「面白い」のだけど「使い物になるか」という点は厳しいな、と思いました。360度カメラを作れる技術のある会社はいくつもあるわけで、こういうUIですよね、最後は。せめて、アプリの操作面も向きによって変わるようにしていただかないと。
でも、モノは面白いと思う。
マイクロUSBを使うものしか展示してありませんでしたが、今のスマホの新しいものの潮流はType-C。
ま、それは設計と組み立て段階でこのマイクロUSB部分をType-Cに変えてしまえばいいだけなので、それは大きな問題ではないのではないかと思いますが、甘いのかしら。
もちろん、ここ、360度カメラ単品でも扱っておられるようです。
- Transava Inc.
- www.transava.com.tw
家庭用IoT
いくつか事業があるようで、
- 駐車場
- AED
- スマート家電・スマートホーム
- スマートヘルスケア
- 防災
- AI
- スマートケア
- 監視カメラシステム
などを扱っておられるようです。
いわゆる、警備会社がIoT部門に進出ということでしょうか。これは日本ではセコムかアルソックがやるところですね。
AEDはよくわからないけれど、監視カメラシステムとIoTの相性の良さはそりゃ言うまでもない。
そして確かにどこの駐車場が空いているのかがわかったら便利だと思う。
で、展示しておられたのは家庭用IoT。広さその他からそうなりますよね。お姉さんが力を入れて説明してくれたのは、鍵。日本でもありますわな、スマホのアプリを使ってロックを解除する、というの。
ただ、気持ち悪くないです?あ、Air BnB用だと言われたら納得しちゃうけれど、実用に耐えるかというと、うーん。
「スマホで家庭用IoT」でドヤられると、「あなたスマホをなくしたり壊したりしたことないんですか?」と言いたくなるんですね。
怖くないですか?私は怖い。
ただし、こういうなのは有効だと思うんですよ。IP Cam。湿度計にPM2.5。
ガスの探知機。
一酸化炭素感知器に換気扇。
ただ、問題はスマホやアプリの陳腐化するサイクルと家電を買い換えるサイクルの違い。そして、センサーもののサイクル。
スマホやアプリのサイクルは2年程度でしょうか。それに対して、家電を買い換えるサイクルは5年以上ですよね。特にこういうセンサーものは10年単位、いやそれ以上じゃないですか。そこなんですよね。
10年前、今と同じスマホを使ってました?否。
じゃあ、10年後も今と同じようなスマホを使っていると思います?
私は何か違うのではないかと思うのです。
IoTが絡むのはこのコンセントと機械の間の白いものだ、と言われれば、実用に耐えるかもしれないとは思うのですが。
- 中保無限
- (連絡先は特にリーフレットにも書いてなかった)
可愛さ炸裂! スマホグッズ
「かわいい」は日本の専売特許ではありません。
ディスプレイの可愛さに目を奪われたのですが、なんだろうと思った瞬間にプレゼンされてしまって、そのディスプレイを撮影していない。
今回見た中で一番可愛かったかも。
スマホアクセサリーなんだろうな、ということはわかりますよね。
こっちはマカロン。
なんかよくわかんないんだけど、ゴリラ?
あ、ハルク?
これね
スマホクリーナーなんです。
他のアクセサリーも見せて、というと、スタンドがありますよーとのこと。
しかし、いただいたリーフレットを見て一番私が心を惹かれたのはこれ。MACACOOL。
私はMBA13インチをメインで使っているのですが、ウィンドウズでもわかっていただけると思う。
暑くなるの。
すっごい音を立てますよね。
で、このマカロンで空気の通り道を作ってやる、と。
問題は安定性ですが、おそらく下になるところはシリコンでクッション状になってると思うんだ。
それにしてもかわいい。
なお、私はスマホもMBAもウェットティッシュで拭く人です。
- i3g design Co., Ltd.
- www.i3g-design.com.tw
パソコンケースなど
私はサムソナイトのリュックサックを購入したのですが、これねえ・・・実は結構つらいものがある。頑丈そうだし、クッションもしっかりしてるんですよ。
しかし、部屋がたくさんありすぎてね・・・実はものがあまりはいりません。
で、見ているとパソコンケースなどを展示しているところがあった。
間の抜けたことに、私、ガワを撮影していないんですよね・・・
四角いリュックサックで、右奥がPCケース、その次がタブレット。
その向かい側のポケットも多すぎず、よろしいのではないかな。
他にも見せていただきました。
他にも見せていただきましたが、割に落ち着いたデザインで、本当に必要最低限、という感じのリュックです。
ただ、雨が降ったら・・・とか。クッションがこれで大丈夫なのか・・・と言い始めたらきりがなく、やはり私はサムソナイトに戻ってしまうのかもしれません。
あ、これはいいと思うのよ。パソコンケースのポケットに、ゴムバンドで好きに固定できるようになっているもの。
他のメーカーさんもこういうゴムバンドのものを出しておられたんですが、見た感じ、ここのゴムバンドが一番密集していたようにも思います。
日本でもないわけではないですね。
ディストリビューターを探しておられるようです。それで、メーカーのロゴなどが入るところが空いていました。
あ、Amazonで無名の中国のお店がバッグなどをお出しになっていることがありますが、そういう感じかな。
工場は中国にあるようですが、業者さんそのものは台湾なのかな。
- Order Center Industrial Corp. LTD.
- www.ordercenter.co,.tw
- (日本語が出来る方がおられます)
タッチスクリーン
プレゼンをするときに使えるような、大型モニターに「書ける」というやつ。大型タッチスクリーンです。
いろいろパターンを変えられるようですよ。
書かせていただいたのですが、うーん、慣れが必要かしらね。書くスピードに多少ですが遅れるのです。それが、どうかな・・・という感じです。
そして、もちろん、タッチスクリーンだけではなくて、パソコンのモニターにもできます。
- iBoard
- 深圳の会社のようです。それ以上はいただいていない。
スマートクラスルーム。ただ、私が思ったのは遠隔授業
一つ、(もしも日本だったら)方向性が違うな、と思ったのはここ。
授業で、先生はパソコンを見ずに手元のiPadやiPhoneを操作することでディスプレイに表示させて、生徒は手元のタッチペンを使って答える、というもの。
生徒に渡される回答シートは日本で言うところの◯×に四択、9つの数字、でした。
先生が◯◯だと思う人〜と手を上げさせる授業ってさ・・・小学校までではないかなあ。
例えば中学校や高校では、数学の時間なんかは当てられたら授業が始まるまでに黒板に回答を書かないとならない、とかさ、ありませんでした?英語だって、作文を書かないとならない、とか、こういう択一式でできるものって少なかったような記憶があります。
先生側には、モニターに会場の写真が記録されて、集中していない人が誰かわかるようになっている、というもの。
はいはい。
昔のラテン系のクラスメートの英語の発音を彷彿とさせる人に「アジアは教育熱心だから」とプレゼンされても、そうじゃないと思うのね。
たとえば小学校でこういう授業されたら、私、授業中に本を読んでるだろうなあ・・・。中学校や高校でこんな授業をやってみろ。私の行った学校ならこんなことされたらつまらなさすぎて授業が成立しなくて、生徒が「受験に対応していない」と教務主任に交渉しに行くケースまっしぐらですよ。
有用なのは遠隔授業では?
大学院時代に遠隔授業を受けたことがあります。
より正確に言うと、うちの大学院と別の大学院をつないで、うちの大学院の授業を向こうの大学院に写した、というもの。向こうのクラスの様子がモニターに移されていました。
大学院合同でグループ活動もするのですが、チャットを使ってましたね。で、成果はというと、「ビミョー」。
いわゆる「作業」をもとめられる授業でしたので、それはそれでいいんですが。
ネットで複数の会場をつないで、出席をとったり、回答させたり、というの、このシステムを使ったらそういうのがしやすいんじゃないかな、と思いました。
院内学級や過疎の学校、引きこもり用なんかどうだろう
一番有用なのは大学院ではなくて、院内学級なんかではないかと思うのです。
いやいや、まあ、修士も博士も壊れてるので「入院」というのは正確だと思うのですが、そんな冗談は置いておいて。
病気で長期入院しているお子さん、不登校になってしまったお子さんの授業にどうでしょう。
幸い虚弱体質とはいえ、入院したことはないんですよ。なので、院内学級がどんなものなのかはわからない。
ただ、同じ病院に同じ学年の人がいるとは限らないだろうし。遠隔授業があればきちんきちんと学べるのではないかなー、と思うの。せめて、義務教育くらいは授業を受けられるといいと思う。
また、一つのクラスに複数の学年がいるような過疎地の小学校。複数の学年が一つのクラスだと、授業の進行はどうなるんでしょうね。
ネットで複数の過疎地の学校をつないで、同じ学年で授業を進行させるのはどうでしょ。
目の前の生徒に対しては「つまらない」授業になってしまうけど、遠隔授業なら、使えるのではないかと思うのです。
- StudyFun Technology Inc.
- www.studuyfun.net
がんばれ日系
オーディオテクニカは台湾では「鐡三角」
まずはオーディオテクニカ。何か新しいものがあるのですか、と聞くと「OEMでうちが生産するんです」とのことでした。
なるほどなるほど。
日本や中国にも工場があるけれど、台湾にも工場があって、そこでこんなの作ってるんですよ、というものだったようです。
これは説明不要か。
ワイヤレス充電
技術としては何を使うのだろう、Qi?と思って近寄りました。
この台にですね。iPhone三台を乗っけると充電できる、というもの。
もちろん、何か仕掛けは必要で、このケースが必要なのです。
iPadだって可能。
iPad用にはこんな立てるものもあるんだそうな。
で最後にシスラボという日系企業だと知りました。
肝心要の充電技術は何なの?というところはわからずじまい。
個人にも売らないわけではないとのことです。B2Cではなくて、B2B。ディストリビューターを探している、というよりも、企業さんに「使いませんか」というものだそうな。
営業さんが外回りから帰ってきて、充電するためにコンセントを奪い合う、それ対策、だそうですよ。
ただし、ですね。iOSにしか対応していないようで、Androidは数が多すぎるのでしょうね。ないんだそうです。(でも、エンジニアにAndroidを渡している超大企業もあるんだけどな・・・)
毎年新しいiPhoneを使えるなら、いいんだけどね
リチウムイオンバッテリーを長持ちさせるためには、まかくこまかく充電するのではなくて、8割程度まで一気に充電することなんですね。そしてたまに完全放電させる、と。「回数」が問題なのでなんどもなんどもこまかくこまかく充電するのはよろしいことではない、と言われている。(どこまで本当かは知りませんよ?)
で、ですね。たとえばオフィスに戻ってきたとして、充電するとして、この3つのポートは合計15Wのマルチ出力とのことなので、3つ載せてしまうと5Wか。これ、かなり「ちんたらした」充電ですよね。
そしてオフィスに戻ってもそのiPhoneに電話がかかってくるととるわけじゃないですか。とってしまうと充電されない。そして戻してしまえば充電再開。うーん、これは、バッテリーの消耗を早めてくれ、と言わんばかりではないですか。
毎年毎年新しいiPhoneを使わせることができるようなところならいいんだけど、2年程度使おうね、という企業だと厳しくないです?
バッテリーが持つように持つように使ってもAndroidもiPadも2年もすればバッテリーはかなりへたってきますよ。iPhoneは特別?まさか・・・。
しかも、会社のスマホならみなさん、そういうところを「大切に」使おうとはしないでしょ。
それよりは、こっちじゃない?
外から戻ってきたら満タンになったポータブルバッテリーを渡す、とかさ・・・。iPhoneのバッテリーコストとポータブルバッテリーを比較すると安いものじゃない。出るときに充電コーナーに充電するように戻してGO。
いずれにせよ、充電=時間で、コンセントを奪い合うようなところなら三台並べて5Wずつか・・・。それとこの専用ケースを使いたいと思ってくれるか、ですよね。
私は違うなあ、という印象を覚えました。
それよりも多分見た目重視派用
私が「自分が使うとすると」という視点で見ると、「使えない」なんです。私、質実剛健派だから。充電なら、バッテリーの持ちが重要です。
しかし、そうではない方はたくさんおられます。
ケーブルがごちゃごちゃしてるのって、見た目がものすごーく悪いですよね。私は「しゃーない」と思う人です。
しかし、ケーブルがごちゃごちゃしていると見た目とっても散らかった印象を与えてしまいます。
この充電器ね、見た目「すっきり」できるのです。
すごくよくないですか?
だって、これまでなら三台のiPhoneを充電するのに、ケーブルが三本必要だったわけ。でも、これなら、一つですむし、なんならそれすら隠すことすら可能です。
見た目を重視すべき会社・事務所ってあるでしょ。たとえば?デザイン系・建築系どうです?アパレル系もそうじゃないかと思うのです。
そういう「流行」を追っかけたり「流行を作ってます」に「あえて流行には乗りませんが」というポーズをとるところって、会社で使わせるiPhoneは毎年買い換えそうなんだけど、私のイメージ先行すぎました?彼らがAndroidを使う、かなあ・・・。
いずれにせよ、「見た目」そのものでご飯を食べる業種はいくらでもあるので、そういうところには「ケーブルがとっちらかない」というのはすごくいいと思うのです。どうです?どうです?
そしてそういうところで働く方は、この専用ケースが気に入ってくれるかというと大問題です。ただ、iPhoneを裸で使うタイプの方は、「充電するときに使ってね」ならお使いになるかもしれない。ケースを使うタイプの方は使ってくれないかもしれない。でも、気に入らなかったら、デコったり細工をしたりなさりそうですよね。
- 株式会社シスラボ
- www.syslabo.com
- 日本の会社なので、もちろん日本語OK
およびでない感じはしたけど、面白かったよ
商談をしたくて来ておられるところが多いわけで、私(Innovexの目的はKeynoteだった)のようなのは多少お呼びでない感じプンプンでしたが、結構面白かったのです。
Keynoteまでの会場探し、時間つぶし、と思っていたのですが、なるほどねえ、と。
来年あたり、わたくし、バイヤーでスマホグッズやPCケースを探しに参加していても変ではないな・・・。
InnovexのKeynoteに関しては、いつか書くことがあるかなあ・・・ないんじゃないかな。
というわけで、Innovexに関しては、これで終了の予定です。