とんたろうさんってご存知ですか。
日本と台湾を往復して生活されている方なのですが、わたしの台北滞在中にこんな記事を書かれたんです。
民権西路近辺に一度行くだろうと踏んでいたので、行天宮なら新生路を渡らなければならないのだけど隣のエリアです。地下鉄に乗ってもいいし、難易度が少し上がるけれど、民権路を東に(松山空港行きとか)行くバスに乗っても良いのです。
だったら行かないわけには行かないじゃないか。
というより、どうやって台湾で肉を食べることができるんだ、もう、ステーキハウスとか焼肉とかを狙うべきなのか!?もう、マクドナルドなの?ケンタッキーなの!?なんで!?台湾なのに!?となってたのです。
動物性蛋白質を外国で安全に食べるのって、結構大変じゃない?
もう、渡に船ですよ。
変な時間に行ったときはガラガラだった
俺さま、日本人。
俺さま、夕食は6時前後に食べる。
俺さま、縦移動のときは誰かに合わせなければならないわけではないなら、日本時間で食ってしまう。
腹具合に合わせてしまうと、台湾では夕食が5時過ぎになるのです。夏ならまだしも、冬至前の台北の日暮れは早いのですよ。暗くなったらあまり出歩きたくない私は5時前後に食べてしまえ、になっていました。
5時前どころじゃない。この日は15時ですよ。実はこの日、お昼は食べてなかったもんで・・・。
民権西路の富宇茶行でお茶を買っていて、民権西路からぶらぶらと歩いて行きました。
待つことなく、入店できました。14時から17時あたりって休むところがあるのですよね。でも、とんたろうさんの記事では休まないようなので、こんな時間で行ってみたのです。行って正解でした。
システムがよくわからなかったのですが、どうもお水とソースなどはセルフサービスだったらしいです。「あー、外国人ね」とソースは持ってきてくれました。
外国人というか日本人慣れしてるよね、台北のお店って。
メニューは紙に記入式です。
私、レとチェック点を入れてしまうのですが、数字を入れるべきなんだよね・・・。
姉御さん、おひとりさまな上に、そんなに腹具合が良いわけでもない(台湾であたったわけではない。いつもの過敏性胃腸炎)ので、とんたろうさんみたいにいろんなものが食べられません。
鵝油拌飯
ガチョウの油をご飯に垂らしただけのものと、白飯の値段が変わんないんですよ。
実は、私は台湾では白米をそのままは食べたくない。臭みがあるもの。だから私は魯肉飯が多いのですよ。香港も韓国も臭みがあるご飯なんだけど、多分あの人たちからすると日本の米の匂いは嫌でしょうねえ。そもそもお米が違うものね。米が違うから、私は台湾では味をつけて食べたいの。だったら、こっちを選んでみましょうかい。
15元です。
いける!
でも、魯肉飯くらい味をつけてしまった方が私は食べやすいです。
鵝肉 前半段
これがとんたろうさんおすすめの胸肉です。1~2人 200元というものです。香港では余ったらお持ち帰りができるんだけど、台湾ではどうだろう。
なんども言うけど、腹具合がアレで、食べきれるか不明でした。
心配ご無用!ペロリといってしまった。ただのーんびりと食べたけど・・・。
「わたし、美味しいものしか食べないの」と言い放った傲慢な三歳児は、三十を過ぎて、「わたし、美味しいものなら多分食べられる」と言う残念なお腹の持ち主になってしまいました。
ちなみに、姉御=でぶ、ね。炭水化物と果物と野菜が多すぎる傾向にあると思う。けど、お腹が残念だから仕方がないんだ。
私はあまり鶏肉を好んで食べる方ではありません。なのであまり詳しくないんですが。しっとりジューシーな鳥肉って初めて食べたかも。脂っこくないし。皮かな、ちょっと歯ごたえがある部分もありましたが、それはそれでうまかったです。
で、ここまでぺろりんちょと食べちゃった。
また行こうっと。
トイレ
トイレもお借りできたのですが、人がいない時間帯だったからでしょうね。台湾のレストランのトイレとしてはめちゃめちゃ清潔でした。
テイクアウト
ここ、テイクアウトもできます。
エリンギの入ったソーセージを一本テイクアウトしました。
ホテルに戻ってお夜食よ。ほら、早かったから。
開けてびっくり。
半分生のニンニクがびーっしり。2片は入ってると思います。
で、台湾のソーセージって舌にあわないんだった、って感じです。つけた赤色がおどろおどろしい・・・。
とにかく甘いんですよ。もともと甘いものが苦手です。果汁の甘さは好きなんですが、つけた甘さというか砂糖の甘さって苦手で。そういう感じ。せっかくの肉とエリンギの歯ごたえと風味が甘さで消されてしまってる。
ぜーんぶ合わせて250元。姉さんにしてはちょっと高めですが、この日はお昼は食べ損ねてるもんで、問題なし。(1日の食事の予算は300元前後だった)
台湾では骨はティッシュの上に置くのかな
後半段なのかな。骨つきの肉を食べていた男性二人組がおられたのですが、ティッシュの上に骨を置いていました。
人にもよると思うんだけどね。それがマナーなのかなあ。テーブルの下にティッシュが置いてあって、それを使うようになってました。
みなさん、どう思われます。
不潔って思った?
一度話をそらしますよ。
中華圏では、というか、広州と香港しか知らないので、華南だけなのかな。鳥類は頭がついたまま出てきます。脳みそかち割られたとりさんとかびっくり仰天な光景なのですけど、頭がないと何の肉かわかんないからなんですって。
どうもね、あれは我々日本人が魚を食べるときに頭がついたまま食べるのと同じみたいです。
骨だらけの小鳥なんて・・・って思います?(今回はがちょうなんで頭はないんですが、鳩とかね)
あれね、多分日本でいうと、骨だらけの魚を食べてるようなものみたいですよ。それとか、魚のアラみたいなものかも。アラ煮って骨だらけですよね。でもうまいうまいと食べるじゃないですか。私もぶりのアラ煮でおろした骨の間の肉はよろこんで食べますよ。魚の目玉が美味しい、という人もいるじゃないですか。かち割った小鳥とか、丸焼きになった鳥の頭を食べるのは、そういう感じみたいです。
姉さん、わりに料理好きですが頭があるのでお魚の料理はできません。スーパーでおろしてもらわないとだめです。同様に、小鳥の頭・・・きもい・・・となる港女もいます。
日本における魚と中華圏における小鳥さんって多分近しいのだと思います。
で、話は骨の話に戻りますが、アラを食べるときって、どうしてます?さんまを焼いたのでもいいんだけど、魚の骨ってどうしてます?
日本ではお皿の上に骨を固めてのせません?
香港ではね、テーブルの上に直接おくんですよ、食べた後の鳥さんの骨を。
びっくりした?初めて見たときは、なんて不潔なんだと感じました。でも、しゃあない。おそらく、香港ではそれはそれで効率的なのでしょう。皿は皿、ゴミはテーブルを拭くときにごそっと持っていくと。
こういうときに欧米では〜と言いながらアジア圏を見下す方がおられるんですが。そういう方って、絶対アメリカとかヨーロッパの大学には行ったことあるだろうし、ヨーロッパ文明の故郷の古代ギリシアか古来ローマくらいは押さえてるよね。古代ギリシアとか常識じゃない?
姉さんは文学系ではないんだけど、大学でラテン語を履修し、(ラテン語関係なく)アメリカの大学とヨーロッパの大学にちょろっと通うくらいには欧米が好きです。「欧米では〜」という方はきっと欧米で学位くらいはとってるよね。
ヨーロッパ文明の故郷の一つである、その古代ローマでは食べたらカスはどうしてるか知ってますか?食べたらカスは全部床に捨てます。鳥の骨だろうが、獣の骨だろうが、果物の芯だろうが。床にモザイクでそういうゴミを描いちゃう(あるのは繁盛している証拠だった)くらいなんですよ。ポンペイから発掘されてるんです。
・unswept and unwelcome (what is this?)
どれもCultural Difference。ただ、どれも私は不潔!と感じちゃうんだけどね。
で、話を台湾に戻すと、台湾ではティッシュの上に骨を置くようなので、香港よりも古代ローマよりも日本人に受け入れられやすいと思ったのです。