このページの内容をまとめると
2017年5月にある読者さんがシンガポール、マレーシアと旅行なさいました。
そのときに毎度お馴染みとなった、AISの周遊SIM、SIM 2 Flyをお使いだったのです。
私は販売業者のワイズ・ソリューションズさんに一枚いただき、のちに自分でも購入した、アレ。
- 韓国に行くならタイのプリペイドSIM: AIS SIM 2 fly が安くて使いやすい!
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- AIS: SIM 2 Flyの方が、MVNOのプリペイドSIMよりも安いよ!
私は韓国で大変助かりました。
ここで多少不具合が発生したということで、その話を許可を得てまとめさせていただきました。
使えなかった状況下
まず、今回の件の「スペック」について。
AISは韓国・台湾で使ったことのある方
この読者さん、AISのこの周遊SIMを使うのは初めてというわけではありません。
以前は韓国・台湾とお使いでした。
つまり、リピーターさんで、このSIMの扱いには慣れておられます。
機種
地味に重要な機種。
SIMロック解除したdocomo版iPhone6S、iOS10.3.1
だそうです。
この機種で韓国・台湾とAISのSIMをお使いなので、ロックの解除がされていなかったのでは?という問題ではありません。
シンガポールでは3Gのみ
まずシンガポールにお入りでした。
シンガポールではSingtelなのですが、3Gしか掴まないとのことです。
でも、データ通信は可能だったそうです。
ただし、検索などで触るたびに一旦圏外になることも多かったそうです。
マレーシアでは電波は掴むのに、データ通信ができない
次はマレーシア。
ここではMaxisを掴んでいました。が、データ通信ができない。
- ローミングもON
- モバイルデータ通信もON
- プロファイルもそもそもシンガポールで使ってたし
- SIMを入れ替えてもだめ。
Androidユーザーはこういうときに可能性はAPN設定なんですよね。やったことがないわけではありません。
APNの手動設定をしようとすると、iOS10.3.1ではできなかったそうです。
・iPhone や iPad でアクセスポイント名 (APN) を表示・編集する
日本にて
帰国後はそのままの設定でSoftBankの3Gを掴むようになったそうです。
ただし、やはり3Gかつ不安定なままだったそうです。
私は、docomoで購入したiPad Mini2にSIM2Flyを入れて、安定してSBの4Gを掴んでいたのですが。(タイのSIMをローミングして使用するので、SBはロックされない)
この方も以前使ったAISのSIMでは4Gで使えていたそうなのですが。
そのまま普段のmineoに入れ替えるとそのまま4Gで使えたそうです。
不具合の可能性
データ通信を使い切っちゃったんじゃないの?
シンガポールでデータ通信ができたのに、マレーシアではできない、ということは。
可能性は一つあるよね。
そう、使い切った。
*111*6#とコールボタンがUSSDコードなのでこれを売っていただきますと、すぐにSMSが飛んできたそうです。
SIM、生きてた。というか、3GBと260MBものこってるじゃないですか。
そして、日本でもSBを掴みました。
データ容量は残ってた。
iPhoneの問題ではなさそうだけど
そもそも対応してる?
iPhone7は日本では少し特殊な機種です。NFC対応のところでね。
なので、例えばMAXISに、Singtelに、SBに対応していない可能性があります。
でも、iPhone6Sなのですよね。対応していない可能性は低そうです。
・https://www.apple.com/iphone/LTE/
docomoのSIMロックを解除したものだから
もう一つの可能性は、docomoのロックを解除したものだったから。
その可能性もなくはなさそうです。
ただし、この方、以前にもAISのSIMをこのiPhone6Sに入れてお使いになっていて、韓国・台湾と問題なくお使いだったのです。
SIM個体の問題?
可能性を考えると、ここにいきつきます。
私はチャイナユニコムHKのSIMには「個体差があるのでは」という印象を持っています。
跨境王は使えなかったけれど、跨境王加強版は使えた、というようなこともありまして。便利なんだけど、質にばらつきがあるのではないかなあ。
台湾大哥大も、日本でローミングできるようにオンライン上で手続きを行ったのに、ということもありまして。
あれ以来、そういうSIMに私はあたったことはないのですが、結構個体差・機械との相性があるのかもね、と思うようになりました。
そもそも使い捨て前提のものに、使い捨てないことを前提とした品質管理を求めるの?
日本での品質管理のクオリティを他の国にも求めるな、という話でもあり。とくにAISやユニコムHKの場合はプリペイドでじゃんじゃん出しているわけです。使い捨て前提のSIMです。
ポストペイド前提、つまり使い捨てないことを前提とした日本のSIMの品質管理を、使い捨て前提のものに求めても仕方がないのではないかな。
もちろん、購入したものがうまく使えなかった、ババを引かされたというのは大変残念なことで、私だったら書きますよ。「使えなかった!二度と買わない!って」
ただ、値段も値段ですしね。
アメリカでは2Gに落ちたそうですが、韓国は快適に使えたそうです
別の読者さんにもお話を使えなかったお話を伺いました。
この方もやはり、何度もAISのSIMをお使いのようです。(おそらくチャージしておられるのではないかな)
機械はiPadだそうです。
アメリカでの状況
4Gはつかまず、3Gのみ。しかも、頻繁に2Gに落ちたそうです。
SIMの問題ではなく、ローミング先の問題?
どうも、同じSIMで韓国にもアメリカでもお使いのようなのです。
韓国は快適で、アメリカはそうではない。
ということは、機械(iPad)の問題でも、SIMの問題でもなく、ローミング先の問題なのかもしれません。
ひょっとすると、上の、シンガポールと日本で3G、マレーシアでデータ通信が通らなかったのは、ローミング先の問題だったかもしれません。
ローミングSIMは、やはり、優先順位が低そうですし。
姉御ならどうするの?
SIMを入れる機械を変えてみる
私の場合、複数の機械を持ち歩いているわけです。
Androidが2つ。もしくは3つ。用途が別だから。
iOSもiPad Mini2を持っていくならそれもありますし。
ひょっとすると、今回の使えなかったSIMもAndroidとの相性は悪くなかったかもしれないですしね。
周遊SIMについては、「スペア」と考えたほうがいいのかな
ヨーロッパに行く準備でに、3の周遊SIMを購入しました。1GBしかないものだったのです。
どう考えていたのかというと、
- できたら、到着したらすぐに日本に連絡したい
- ドイツでは現地のSIMを購入する
- しかし、空港のSIMは高いらしい
- しかも、JALのバスでデュッセルドルフに行くつもりだったので、SIMを買う時間は微妙
- mineoなので、キャリアのローミングはできない
つまり、翌日購入するまでのつなぎだったんですね。
なので、1GBで良かった。
周遊SIMの使い方って、これが正解なのかもしれないなあ、と思いました。
例えば韓国の場合は、とにかく安全にネットにつなぐ方法が少ないので不便なので、仕方がないのですが。
それでも、韓国にいくときには複数のSIM(例えば香港のSIMもあるし)を用意したりするのかなあ。
使えるSIMにあたったら、リチャージしてキープしたかったのだけど。できないわけではないけれど、なのですよね。
⇒AIS SIM 2 Flyのリチャージは、公式では日本にいる私には難しい。けど代行業者はある
私はこれからもお世話になる予定ですが、スペアかな。
(繰り返すけれど、韓国ではそれが難しいのですよね)