添好運というのは、香港のミシュラン一つ星の飲茶店です。
香港で食べようとするとかなり並ぶ。
実は添好運を食べる穴場がありまして、台北なのです。
マンゴーゴロゴロではないけれど、楊枝甘露も食べられる!!(2016年12月)
ティンダイフォンとは異なり、今回は「まとも」な時間に行ってしまったために、20分くらい並びました。台北駅の向かいですね。
以前もきたのは下の方に書いています
一人では並びたくないけれど、今回はご飯をご一緒できる方がおられたので、待てました。
叉焼包とおかゆ
選んだのはこれ。
叉焼包(メロンパンを使った叉焼包)、お腹の調子があまり良くないとのことだったのでピータンのおかゆでした。何か食べられるようだったら追加しようと。
叉焼包は「八角が強い」という感想をいただきました。香港よりも八角が強いの、かなあ。私は八角が嫌いではないし。「苦手だったけれど、これは食べられる」ということだったので、それは良かった。八角が苦手な方は少なくとも台湾では食べない方がいいのではないかな。
ピータンのおかゆは不錯!素晴らしいとは言わないけれど、もう少しケミカルなお味でよければ、そのまま公園路を南下すると持ち帰りのおかゆやさんがあって、30元で食べられるんだよね。こっちは150元ですよ。「ここで食べる」という場所代です。あと、量が少し多いかなあ。
楊枝甘露!
そして、私が大満足だったのが、楊枝甘露。
(取り分けた後なのでこれだけですが)
香港の許留山のお店で食べると、マンゴーがごろっとしてますよね。
上海の許留山で持ち帰ったら、マンゴープリンであまり美味しくなかったんだけど、満記で持ち帰ると満足だった。
⇒新天地ぶーらぶら
楊枝甘露は、通常はココナッツミルクのシャーベットが入ったりするのですが、ここは単純にマンゴージュースにタピオカが入り、柑橘類が入っているだけでした。マンゴーっぽいものもないわけではなかったけれど。ただ、台湾でマンゴーを食べてしまうと、許留山でも満記でもマンゴーの質があまり良くないのがはっきりとわかるので、がっかりしてしまうようになってしまいました。
これはもう、Spoiledとしか言いようがありません。
うん。これでいいじゃないか。しかも、シャーベットが入っていると冷たすぎるので、お店ではなかなか食べられなくて、持ち帰ってシャーベットがゆるゆるに溶けているくらいで食べるのがベストなんです。
ここは「冷蔵庫から出したんだろうな」という温度でしたが、個人的にはそんなに冷たいものではありません。しかも半分だったし。
ただ、ご一緒した方はそれから2時間もしないうちに空港行きのバスにお乗りになったのですが、運転が荒くてお腹が「ヤバい」だったそうなんですよ。それで、乗車を一度キャンセルしてしまったそうです。今思い当たったのはこれ。冷たすぎたのかもしれませんし、ほんのわずかしか入っていないのですが柑橘類が良くなかったのかも。
胃腸が悪いときは、これから空港にバスで行く、というときに食べるものではないかもしれません。
いずれにせよ、私にとっては「香港に行かなくては!」がまた一つ減ってしまいました。
だってね、香港駅のお店ではまだ三人で食べてるのに、私たち「出て行け」って言われたらしいんですよ。
⇒連れて行っていただいたけど、香港駅近くの添好運は落ち着かない
「スミマセン」問題
ところで、ここで食べていると隣でウェイターがお水をひっくり返してしまったんです、その瞬間聞こえてきたのが「スミマセン」。
あ。閩南語に「すみません」が残っているのでしょうか。
同時に、台湾の人たちは日本人に命令されて、何かができなくて「すみません」と言わないとならなかったんだろうな・・・と胸が痛みました。
時間が早いの?添好運がガラガラだったよ@新光三越信義A8館 2016年6月
信義を歩いていて、お腹が空いたのでデパ地下へ。
台湾のデパ地下に限らず、商業ビルの地下には、フードコートになっていることがよくあります。
このときはフードコートで食べたのですが、フードコートの近くにレストランが作ってあることってあるでしょ。それに添好運があった。
実は出るときに気付いたもので、惜しかった、かも。
台北駅は結構混むのですけど、ここ、時間帯のせいかなあ、ガラガラです。フードコートそのものはかなり混んでいたんですよ。
信義の台湾人の口には合わないのかしら。
というわけで、信義で香港飯したくなったらA8の地下へ。
聞いてくれるか?香港飯しちまったぜ。ここはどこだよ?(2015年12月)
吸い寄せられるように入った添好運。あれ??
なあ、今起きたことを正直に話すぜ。聞いてくれるか?
今日の夕飯、何しようかとふらふらしてたんだ。
吸い寄せられるように入ったんだが、なんとミシュラン一つ星の添好運。
名物メロンパン叉焼包。
そして俺には欠かすことのできねえ腸粉。やっぱり、中にシコシコした歯ごたえなんだが噛むと粘り気が出てくる山芋のようなもので、ぷんと山菜みたいな風味のものが入ってて、大変うまい。
ああ、うまかった、ってここどこだよ?香港かよ?
あれ?窓の外から見える影は・・・。
台北駅かよ!!!
聞いてくれるか?俺、数日前に日本から直行で台湾に飛んだんじゃねえんだ。香港から飛んできたんだ。
⇒キャセイで香港から台北へ
台北で添好運で食べられるなら、香港に行く理由が一つ消えた!?
最近俺言ってるはずなんだよなあ。香港の飯のクオリティが下がってきたって。今の香港に食いに行く必要なんかねえよな、って。
⇒・・・クリスタルジェイドの味が落ちてない?
うん。台北で十分や。確信した。
香港駅の添好運で食べたメロンパン叉焼包は中がダイスだったような記憶があるのだけど、ひょっとすると北角の叉焼包と間違えてるのかもしれない。
⇒北角・食為鮮で朝から飲茶
台北駅前にあるよ!
泊まっていたのが「ワークイン」という安宿で、この添好運のすぐ近くなんですよ。
⇒ワークインに宿泊しました
朝はやってないし、夜も20時くらいで閉店するようなのですが、ここはテイクアウトもできます。「外買」とか「外帯」と書かれていると思います。
上の写真は待っている間に撮影したのですが、私が出る頃にはほぼ満席になっていました。よくあることだ。時間帯の隙間をついたらしく、入ったときにはぱっと見店内に人が少なかったのです。クレジットカードも使えるというので入りました。カードが使えれば、キャッシュが残り少ないけど入れるのです。台湾って日本並みに現金のみのお店が少なくないので、少し値段が張るだろうな、と思ったら先に確かめると良いですよ。
香港駅もテイクアウトができるのでかなり人が並んでいるのですが回転が早いです。でも、「さっさと食べて出て行け」と実際に言われた側としては、落ち着かないし、不快です。
⇒https://anego-skyscraper.com/timhowan/
急速に店舗数を増やしているので、数年以内におそらく高島屋が日本に出店させると思うぜ。「糖朝」「ティンダイフォン」やってるしね。(って思ってたら進出したね!)
お願いだから腸粉も作ってちょうだい!
添好運 271元。1000円強です。
うっわー。香港価格からすればやっぱり安いのだけど、台湾ではちょっと高いなって思っちゃうな。おかゆ一杯150元でびびりましたが。