2015年4月に購入した茶葉です。4月なので前年の冬茶か、それ二毛作をしないなら初夏にできたお茶でしょう。
茶具文物博物館の売店には双魚というお茶屋さんが入っているのでそこで買いました。量は100gくらいを70香港ドルとかそこらで買えるので、ちょっと買ってみよう、ということが可能です。
今回のお茶は明前西湖碧螺春です。「香港」を信用して買ってるんですが、そんなに明前ってとれるもんなんでしょうか。そして物価の高い香港で(小さい量とはいえ)安く買えるもんなんでしょうか・・・。
明前碧螺春茶
面白かったんで写真だけ撮ってレビューはなかなかしなかったね。とうの昔に飲み終えています。
茶葉はなんとなく、黒くない紅茶(ダージリン)、という感じです。
でも開くとちょっと違うのですよ。
茎、茶?
違うの。
よく見ると、すっごく若い芽で作っています。切り口を見ると機械づみなのはわかるんですけどね。私は祖母が屋敷に茶の樹を植えて、自分の飲むだけのお茶を作ってたんです。それで茶摘みを手伝わされてました。庭に適当に生えてる樹なんで、摘みやすい樹・摘みにくい樹があったりしてねえ。生業にするなら摘みやすい樹だけを残す、とかするのだろうけれど、まあ、苦労しますよ、手で摘むのは。
そしてうーんとかさがあるように見えてもできたらほんのわずかですからね。
こんな小さい芽でつくるとなると、すごい本数の樹だろうなあ、と思いました。ただただすごい。
茶の種類は緑茶です。茶葉を見たらわかると思うけれど、発酵していません。
色は緑色です。見た目以上にしっかりと味は出ます。ただ、急須にお湯を入れっぱなしにしてしまうとにがあああくなります。ちょっと後味が悪いくらいに苦みが出ますよ。
一緒に買った安渓烏龍茶
ここでは西湖龍井茶と、もう一つ安渓の烏龍茶を買っています。
こっちはコロコロと固めてある、台湾の烏龍茶によく似ていました。
いわゆる金萱でした。ミルクのような香り、というやつです。台北のあるお茶屋は阿里山(台湾ね)でも特に標高の高いところでだけできるんだ、というけれど。
所詮は窒素・リン酸・カリウムの配合でしょ。飲んだことがないんで買ったけれど、いい加減なことを言うなあ、とそこでは買わないことにしました。
水の色は確か黄味が強かったと記憶しています。
味はまずいかまずくないかといえば、まずくはないのだけど、台北で買ってくる烏龍茶と比べると明らかに落ちます。
香港で発酵していないお茶を買うのはやめようっと
香港人の好むお茶はポーレイ(プーアル茶。普洱茶)です。
嫌いじゃないけど、好みではない。
私は浅い焙煎、浅い発酵のものが好みで、香港人とはお茶の嗜好が異なるんですね。
というわけで、香港でそういうお茶を買うのはやめようっとと思いました。
私は買ってないけど、多分普洱茶だったらおいしいのを見つけやすいのではないかなと思いました。