もしも強盗に遭ってしまったら?ダッシュで逃げられますか?

全ページに、アフィリエイトコードが一つ以上あります。アフィリエイト収入は次回の旅行の原資や、執筆環境の改善資金として、読者に還元されます。商品・サービスを提供していただいた場合には、タイトルに[モニター]が入ります。

旅行する場合には、まだしばらく撒き散らさない・感染しないようにする努力を続けて、自分を、そして誰かを守りましょ。

こちらもどうぞ⇒新しい時代の、海外旅行・国内旅行持ち物リスト(エッセンシャル版)

私は国内旅行はもっぱら楽天トラベルで予約してる。
クーポンが出てる日本のホテルを、楽天トラベルで見てみない?

一方海外旅行ではホテルは大抵agodaで予約してる。
agoda.comのクーポンを使って世界のホテルをお得に予約する?

スポンサーリンク

スペインリピーターの読者さんにお話を伺うことができました。

この方、おそらく私とほぼ同年代、もしくは私よりも少し若いのではないでしょうか。やはり、一人旅をよくなさるようです。

すごーく気をつけて歩かれる方のようで、スマホ(GPSは命綱と言っていいですよね)を落としてぱりんこしちゃう私よりも、はるかに気を配って歩かれる方なのではないでしょうか。

そんな方でも、バルセロナで、ケチャップかけ強盗未遂に遭われたんだそうです。怖いですよね。

緊張感を持って歩いているからこそ、どうして?どうしてこんなに警戒しているのに私が?ってショックですよね・・・。「未遂」で終わって本当に良かったです。

こんなね、不慮の事態、いらないよね。

転載可能とのことなので、転載させていただきます。

バルセロナで強盗未遂に遭ってしまった!

事件が起こったのは3年前の年末年始に一人旅したときのことです。

ヨーロッパでのスリや強盗の手口はある程度知っていましたが、常に防犯意識を高く持つようにしていたので、実際に自分がそういう目に遭い大きなショックを受けました。

私はスペインが、とりわけバルセロナが大好きで、それ以前にも何度か行っており、土地勘がありました。

そうした中で起こったので自分の不注意でもあります。

夜に夕飯を買うために外出し、その帰り道のことでした。

治安があまり良くないとされているゴシック地区の近くを歩いていて、暗くて怖かったので、ショルダーバッグを前にし、両手で抱えて早足で歩いていたところ、建物の角から中東系の顔立ちの男性2人が出てきました。

ヤバイ!怖い!殺されるかも!?と頭が真っ白になった一瞬での出来事でした。実際にはケチャップではなく、リキッドファンデのような液体を車道側からかけられました。

咄嗟でしたが、緊張感を持って歩いていた為、すぐに自分の危険スイッチがONになり、ダッシュで逃げたので事なきを得ました。

コートが汚れただけで済みましたが、今でも思い出すとゾッとしますね。あまりの怖さに声も出ませんでした。

宿泊していた宿からわりと近くで起こったので、後を着けられては困ると思い、ちょっと遠回りして帰りました。無事に宿に着いた時には緊張感の解放からか、涙が出てきました。

幸い、泊まっていたのが日本人宿だったので、話を聞いてくれた人がいてとにかく安心したのを覚えています。

何も盗られていないし、怪我もなかったのは運が良かったです。

そんな事があっても、スペインが嫌いにはならないので、今後もしつこく通うと思います(笑)

治安の良し悪しはありますが、やはり海外では気を付けないといけない、旅慣れてきても初心忘るべからずだなーと再認識しました。

あ、因みに本件、警察や大使館への届けは特に出しませんでした。

その時は思い出すのが辛かったので…。

姉御のコメント

コート一枚を汚しただけで済んで本当に良かったです。

幸い、私はこういう目にあったことはありません。それだけで運がいいと思います。

こういう、海外で強盗にあった、強盗未遂にあったという話を聞くと、日本では、というか、日本語では、「なぜ被害にあったのか」という原因究明からか、被害者を責めがちです。

しかし、何度も言おう。まず第一に犯人が悪い。犯人を責めてから、被害者を責めろ。

それと、おそらくこの方もそうなんだと思うのですが、女一人旅しちゃうタイプって多分冒険者タイプで、面白い場所=裏道、って入りこみがちではないですか?

特にある都市のリピーターになると、「観光客が行くところではない場所」に足を運んでしまうんですよね。その都市に生きる人の息遣いを感じられるようなところに行きたいもの。

そういうところにいくな、ではなくて、「いろいろ歩き回るタイプの海外一人旅で強盗に遭わないためのポイント」を探せないか考えてみましょうか。

この事件から見る、強盗に遭わないためのポイントはあるの?

1)「夜に出かけた」?

しかし、夕ご飯を買う必要はありますよね。私は日が暮れてからの行動はできれば避けたい(福岡にいたせいで、日本でも避けたい)のですけど、少々薄暗くなっても、出かけざるを得ないことはあります。

私がやってしまったのは、治安の良い香港で、最も治安の悪いと言われる深水歩を、深夜、日付が変わってから出歩いてしまった、ということでしたね。

夕食を買いに出かける、って日付が変わったわけではないんだし。

どうしようもないでしょ?

2)「治安があまり良くないとされているゴシック地区」

これはあるのかもしれません。でも、やっぱりどうしようもないこともあります。

市中の安宿を求めていると、地下鉄まで5分もかからないようなところで探したとしても、治安があまり良くないかもしれないな、というところに滞在せざるを得ないことってあるんですよね。しかも、到着して知ることもある。

3)ショルダーバッグを前にし、両手で抱えて早足で歩いていた

普通これ、「防犯意識の高い」と言われる歩き方ですよ。

私は、えええええ!?これで!?って思いましたもん。

ただ、キョロキョロしてしまわれたんですって。それで狙われたのかもしれない、とのことです。どこから目をつけられたのかがわからないそうで、それも恐ろしいですね。

しかし、ルーチンでもない道を、夜歩いていれば、キョロキョロしてしまうのはやはり仕方がないとしか言いようがない。

4)そもそも、バルセロナに一人旅に行ったんでしょ、だから・・・

バルセロナだけじゃないんですよね、強盗がいるのは。日本でも強盗事件、強姦事件発生してるんだよね。

私、福岡で、住んでいたところの目の前で強盗強姦事件があったし、ゴミステーションに火が放たれて規制線が貼られているのを見たことがあるんです。

大学のすぐ近くで。

だから、それを言っていると家の外に出るな、という結論になるんです。

自己責任論を振りかざす人は、自分の部屋に引きこもってて。バルセロナまで行かなくても、家の外に出たら強盗に遭うかもしれないよ?

強盗(未遂)にあった本当の理由

そうじゃない。そこじゃないんですよ。上の話、どれも違うのです。

狙われてしまった理由は、日本人だから。アジア人だから。女の子だから。

人種を変えることはできないでしょう?防犯だからって仮に日本人女性が男装してみせても変だし。成功しても、いくら小柄なラテン系の中でも、「華奢な男」に見えるだけです。

自分は男だから狙われないと思いました?

申し訳ないけど、多くの日本人男性、というよりも東アジア系男性は、欧米ではかなり華奢です。もしくは、とっても鈍そう、弱そうに見えることが多いです。

遭わないためのポイントは、「ない」のです。

「強盗に遭っても未遂に終わらせた」ことが重要

遭わないためのポイントなんて、ほとんどないのがわかりました?

だったらこの話は運の問題になってしまう。

そうではないのです。

この話の最大のポイントは、「ケチャップかけ強盗に遭った。でも未遂に終わらせた」なんです。

なぜ?

液体をかけられて、頭が真っ白になっていようが、即ダッシュで逃げられたんですよ、この方。これ、すごいことなのです。

「⚪︎⚪︎だから、私なら被害にあわない」は日本人である以上、成立しないんだといいましたでしょ。

そうではなくて、もしも自分だったら、と考えてみてください。

走って逃げられますか?

私だったら?と思うとぞっとしました。

この読者さんはバルセロナのリピーターさんでしたが、これを私の場合、香港や台北、高雄にしましょうか。

・・・緊張感を持って歩いている?

いや・・・。そりゃ、暗くなると緊張感が増します。でもなにか液体をかけられたら、固まる。この犯人グループはそれを待っているんですよね、多分。

仮に犯人とカバンを引っ張りあっているとき、誰かが助けてくれると思います?誰も来ませんよ。だって、巻き込まれて自分が殴られるのは嫌でしょ?

そうじゃないんですよ。

「緊張感を持って歩いていた為、すぐに自分の危険スイッチがONになり」

とお書きです。

ここ。

「緊張感を持って歩いていた」「危険スイッチがONになり」「ダッシュで逃げた」

これこそ、未遂に終わらせることができた理由なのです。

・・・私、「警戒して歩いてるから大丈夫」って思ってるかも。

そこが甘え!

そうじゃないそうじゃない、緊張感を持って歩いていた、だけではない。走って逃げる!

しかもすごいですよ。

「宿泊していた宿からわりと近くで起こったので、後を着けられては困ると思い、ちょっと遠回りして帰りました。」ですってよ。

私はそこまで気が回りません。

多分、逃げられたとしても最短距離で宿に直行してしまいます。

というわけで。

強盗にあっても未遂に終わらせるために、走れるようにしましょう!

▶︎一人旅のTips! に戻る

Copyrighted Image